推しの初舞台鑑賞。（赤シャツ）

舞台、赤シャツ見に行ってきました。
ちょっと推しが誰なのか、どんな子なのかもちゃんと書きたい、語りたいところではあるけどもう結構長くなるので察してください。

この舞台は夏目漱石の小説「坊ちゃん」に登場する赤シャツと呼ばれる教頭先生の視点から描かれている。
坊ちゃん先生が関わる数々の事件が、桐山照史くん演じる赤シャツ側ではどんなことが一体起こっていたのかーーーーーー。というとこ。

小説を読むと坊ちゃん先生からの視点やから、赤シャツは完全に悪者。でも赤シャツが主人公であればドラマも見え方も全く違う。いろんな人とうまくやろうと八方美人になってしまう性格も相まって引き起こされていく事件。人にはいろんな側面があって、見えてる部分が果たしてその人の全てなのかと考えさせられる、でもそれを引き起こした元凶は自分自身の言動だったり。なんか後々そんなことがこの舞台でひとつメッセージとして表したかったんじゃないかなあと思った。
ちゃんと本読んでいってよかった。


聡ちゃん（推し）がブログで「松島聡じゃなくて、武右衛門を見にきてください。」って書いてたから、出来るだけ素直な気持ちで見た。
リアルに演技してる表情をちゃんと見たくて双眼鏡は使った。ごめん。

舞台がオーケストラと外のロシア人たちの行進（？）の音と共に始まり、元気いっぱいに出てきたのは聡ちゃんじゃなくてもう武右衛門さんやったなあ

現代とはかけ離れた言葉遣いでペラペラと話す姿は私が知ってるキラキラ歌って踊る松島聡ではなかった。

お兄さんとはどこか壁があっていたずらっ子で若干落ちこぼれで、でも元気いっぱい走り回るどこか松島聡が持つ個性に重なるようなそんな役。

後からレポ見たら最初の英語の件はアドリブやったのね。バッドモーニングじゃないんですかあああ？？の件。そんな器用になったの😂😂😂の気持ちですよ、私は。

校長先生とのシーンでは、小道具をほんとにぐちゃぐちゃにしてしまって、アドリブの掛け合いをリアルに感じて、さすがにその時はあ、あそこにいるのは聡ちゃんなんやな〜〜〜て実感したなあ。

そして、照史くんとの喧嘩のシーンは、武右衛門のやるせない気持ちと照史くんのどうしようも無くなってしまった赤シャツの気持ち、どちらも悪くなくてぶつかり合う姿は本当にブワアって涙が出たなあ。聡ちゃんが迫真すぎて武右衛門〜〜〜😭😭てなった。武右衛門が抱えていた兄へのほんの少しのそうじゃない！っていって欲しい希望とか期待とかやるせなさとか疑問とか。14歳ながらに必死に戦って自分でどうしたらいいんだろうと思い悩んでいたのが爆発したのがめちゃくちゃ伝わって胸が痛かったし、あのシーンは本当に引き込まれた。ちょっと心配になるくらい振り回されてたけど大丈夫なんかな。でもそれくらいめちゃくちゃシリアスで松島聡じゃなかったなあ。武右衛門の痛みが伝わってぶわっと涙が出た。（ガチ）あのシーン良かったなあ。

そして私的に一押しシーンはご飯食べるシーンでちゃんとご飯食べてるとこ。最初、リアルたくあん口に入れた時は食べた！！！と思ったしそのままぽりぽり聞こえる音に「！！！！！！！」ってなった。ご飯ももぐもぐしちゃって！！！！！リアル食事松島！！！！！ってなって双眼鏡で覗かざるを得なかったす。ちょこちょこ見える松島聡が可愛くて可愛くてたまらんやった。😵‍💫😵‍💫

カーテンコールで出てきた時は武右衛門というよりは聡ちゃん！って感じの雰囲気に戻ってて、私たちの知ってる松島〜！！！となっていつもの尊いセンサー反応。（泣いてた）口パクでありがとうございましたって言ってる姿に「いつもの松島やんか〜すき〜！！！！」てなってた！！！高橋ひとみさんを手を引いて(？)むしろ手を引かれて？帰ってった聡ちゃんをみて男を感じた。かっちょい〜〜！！！男、松島やん〜！！！！となった。最高〜！！！！後学ラン最高な〜！？！？その第二ボタンくれ（切実）


ガチ舞台の感想を言うと
行ってよかった。坊ちゃん読んでいってなおよかった。照史くん、舞台向きの声質やなあと感心。そしてところどころに見えるクスッと新喜劇のような親しみを感じまた入り込みやすい糸口を作る。他たくさんの女優さんや俳優さんたちのリアルな演技力に圧倒され、気づけば160分の演目が終わってしまっていた。坊ちゃんを読んだ後の感想とは全く違い、こんなエンドでよかったのか、赤シャツ！！と言いたくなるくらい。赤シャツの自身の八方美人な性格が故に引き起こす数々の事件。そして坊ちゃんと山嵐の正義感と噂によって苦しめられてくその姿に私たちは日常の中でも人の多面性を理解しているのかと改めて考えたし、もちろん時代は全く違うけど、いつの時代もちゃんと向き合って話をすることの重要性は問われ続けるのだと教えてもらった気がする。

ヲタクの感想としては全力で一生懸命な自担くんを見れたのは本当に感動したし、武右衛門が聡ちゃんそのものなのかと思うくらいまっすぐで、でもドタバタ慌ただしくて尊敬したくてもできない兄を想う気持ちが演技ひとつひとつに表れてたなあ。舞台上にいる限りは、武右衛門としての気持ちの変化を表情で表現してた姿が本当にカッコよかったし、ほんっとに楽しそうで無邪気で武右衛門の存在感を発揮してたように思ったし、もうなによりキラキラしてるってこう言うことなんやろなあって思った。ほんとにひとつ一つの動き、シーンを丁寧に演じてる姿、ほんまにカッコよかったなあ。あと耳ちっちゃ。ピアスの穴可愛い。（急な語彙力の低下）


タイムリーにたまたま公演の次の日に会った先輩たちと私の元彼さんの話になり、「皆んなにいい顔しい(八方美人)やったからなあ」というところで落ち着いた時、彼にも彼の苦悩があったんかなあってふとよぎったけど、多分あの時ちょっと調子良くなってただけちゃうかなあと思う。笑

まあ、こんな感じの感想です。一つ私も勉強になったし、自担の記念すべき初舞台、観劇できて楽しかったです。またひとつ松島聡という人間に惚れてしまいました。これからも千秋楽まで駆け抜けてください。そういや坊ちゃん全く知らんかったな、私。誰か舞台系一緒に行ってくれる人おらんかな〜、芸術鑑賞。
舞台直後にメモに感想をだーーっと書いたのを貼ってみようと思います。ヲタクやっぱ楽しい。

-------------以下、書き残しメモ。-----------
えっとえっとえっと！！！！！！
みみちっちゃい！！！ピアスの穴かわいい！！！！本当にご飯食べてもぐもぐしてる松島聡かわいい！！！！たくあんぽりぽりしてるめっかわ！！！
まじでモチベなかったけど行ってよかったすぎる！！！
そして坊ちゃん読んでから行ってよかった！！！！！！
照史くん舞台向きの声質してるなあと感心。
たいぎい、そうよね、四国の言葉よね！！！
そうちゃ、可愛い〜〜〜！！！！！！
一つ一つ丁寧にお芝居してるのがほんとにキラキラしてて愛おしかった〜〜！！
明日から頑張ろうって思った〜！！！！なんであんなに可愛いの〜！！！！！！！！！
ほんとに一人で何回も可愛いを堪えた。
シンプルに赤シャツとやりあうシーンは迫真すぎて涙出た
そしてカテコでそちゃ😭😭😭😭😭😭ってなってなみだぶわああああってなった
もうなんか！！！もう！！！！！！あなた最高！！！！
作品を作るって余白を作ることやなあ、勉強になります