少しずつ振り返ろう・・・

四十九日から1ヶ月。そろそろいろんなことを振り返っても大丈夫な頃かな。

人生の卒業式は必ずやってくる。父もそうだった
大往生でしょっと周りから言われるものの、今までずっと元気だったので
卒業式が必ずくることをすっかり忘れていた

離れて暮らしているので、今でも実家に帰るといるような気がする。
電話をすると、おお元気でやっとるか　っと出てきそうな気がする。
しかし、もういないのです。

最初に父が変だとわかったのが昨年の11月。
孫（私の息子）の発表会に誘ったが、コロナがうつるかもしれないから来ないという
あんなに観たがっていたのになぜだ？

母に聞くとご飯が喉を通らず、こたつに入ってずっと寝ていて
体重も8キロ落ちた。裸になるとガンジーみたくなっていて
内科で紹介された1缶300キロカロリーの液体で生きているというではないか。。。
なんとか近所のかかりつけの内科に母が連れて行ったら、すぐ大学病院へいけという。

ところが大学病院でもなかなか検査してもらえず、このままだと死んでしまうと訴えてようやく検査。すると、検査結果はちょっと重要な報告があるので家族で聞いてほしいという

そして家族への報告の日。
父の食道のC T画像を見せてもらい愕然。食道が癌で完全に塞がっている。
かろうじて鼻から入れる胃カメラを無理やり通してとった画像。

16年前に食道がんを最初に患い、ただし表層だったので表面だけ削って完治。
その後2回同じ状況になったが、真面目に検査に通い早期発見で毎回完治していた
9月にも検査に行ったばかりだったがCTは取っていなかったそうだ。
なぜ？医者に聞くと、リンパへの転移は認められなかったし表層がんはCT取る必要がないからとの説明。

そんなもん納得いくか！！

肺を巻き込んだガンは手術はできない
これだけ痩せたら抗がん剤も無理
放射線がもしかしたら出来るかもしれないが完治するわけではない
余命は3ヶ月あればいいかと思う
どういう選択をしたいか家族で話し合ってください

いきなりである、いきなり余命宣言
納得いくかーーーーーーーーーーーーーーー

ここから父をどう見送るか。残された命を最後までどんなふうにしてあげるのがいいか
母、私、妹の戦いが始まる