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詩 『虹色』

青い空の下にしかれた希望と
青い空の上にまかれた孤独と

誰もが忘れないと誓ったあの日から
何を目指して
生きてきたんだろう

誰も手綱を引っ張ってはくれない
誰も自分の占い師ではない

なにも道標はないけれど
どこかを目指していく

どこにも正解はないけれど
いつからか正解を目指していく

泥まみれになって寝転んだあの日に
滲んで見えた青くて眩しい空
この大きなスクリーンに映し出された集大成

どこまでもどこまでも笑いながら
どこまでもどこまでもつまずきながら
立ち上がると見えたたくさんの光

寂しそうな背中に
笑いかけることしかできないけれど
優しくて大切でどこか儚い横顔

今見てるその景色はすべて晴天

忘れてないよ
気づいてないふりをしてるだけ
目を背けてしまうけど
いつかは向き合うべきときが来る

嫌いじゃないよ
喉の虫が邪魔をしてるだけ
心を背けてしまうけど
いつかは向き合うべき時がくる

生きるとは何かと問うけれど
この世のすべてを問うけれど
この世は光の三原色
この世は色材の三原色
守るべきものには必ず虹がかかるはずだ

ありきたりな言葉だけど
全てにありがとう

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