見出し画像

版画の基本は4版種☆シルクスクリーン編

「ミサニャンこと版画家の積山ミサです!」


今日からは、だんだん本気出して

専門分野である、版画のことについて語ります💗

今までのは、Blogの書き方がいまいちわからなかったので助走です!( ゚Д゚)

本領発揮しますよ~⭐

まずは、シルクスクリーン編についてです☆


版画は基本の版種が4種類!

版種は4種類なんです、もう決まってる~約束事。

凹版・凸版・平版・孔版、がすべて!


デジタル版画とか、最近の新しい技法については

新しい項目で多少分類しづらいので例外となりますが

やはり基本は4種類でおさまるのです!


これは…

凹版(おうはん)→銅版画

凸版(とっぱん)→木版画

平版(へいはん)→リトグラフ

孔版(こうはん)→シルクスクリーン

となります。


例えば、孔版とか!


例えば、孔版とかでも、シルクスクリーンだけでなく

染色の捺染の技法や

ガリ版印刷なども、この「孔版」のカテゴリーに入ります。

(古っい~!)

馬糞紙とかガリ版とかはもうないので

現在では、めったに見ることないでしょうね~!


(※注意:お食事中の方は馬〇紙だけに、
この馬糞紙の話のところは読むのをやめとくのをおススメします~!)

馬糞紙とか若い人には絶対わからないよね~?

べつに、馬のうん〇とかは使ってないのだけれど…
まあ草の繊維だからね~☆原材料は和紙と似たようなものになるかな…

でも~、命名は、色が似ているからでしょうね~やはり?
あと、潰されされて引き延ばされた形状とか?

(お食事中の方お下品でスミマセン!
最初から品位がな~い‼
もう、読み飛ばしていただいてよいです…挫折☆)

もう、馬糞紙って江戸時代とかの感覚ですよね~?
戦前までは日常で使用されていたのかな~未知です!( ゚Д゚)☆


ガリ版は昭和の小学校のプリント配布で使用されていた!

70年代くらいまでかな~♡

「学級通信」とかで、配られていたよね~

なつかしいね☆


年賀状の代表格☆プリントゴッコ

プリントパックじゃあないよ~

両方とも年賀状によく使われるけど(=^・^=)☆

プリントゴッコだよ!



理想科学「RISO」の大ヒット商品「プリントゴッコ」も孔版です。

家庭用簡易孔版印刷器!

1977年(昭和52年)から2008年(平成20年)まで販売されました。

この商品を知っている方は 、年賀状を版画で自ら刷っていた方ですね~ ☆

ピカッと電球を光らせて製版して

1枚~1枚~、刷っては並べて、年末は部屋中を年賀状だらけにして

乾かしたものです!


なので、

・孔版(こうはん)→リソグラフ

でも、OK! 間違いじゃないです。


ガリ版に限りなく近い、孔版印刷を代表する商品でしたね(過去形💦)

でもまあ、商品名ですのでね…一時代を築いた時もありましたね~♡


シルクスクリーンの特徴


シルクスクリーンの版の最大の特徴は、曲面に刷れることです。

平面のような、平らなものでなくても

曲がっている面とか、立体物に刷ることが出来るので

工業製品とかに良く利用されています。

使用の1例ですが、

今は、もうタッチパネルのスマホが大多数になってしまいましたが

携帯電話(ガラケー)のダイヤル?
(もうダイヤルじゃないよね~四角□ボタンの所だよ!)

数字やABCのボタンの印刷文字はシルクスクリーンの技法を使っています。


電子機器の基盤の配線のプリントも

金属(銅とかしか知らな~い?伝導率の良い金属!)の

配線図をプリントしている方法はシルクスクリーンの技法。


クッキーとかの面に、イラストなどの絵柄を入れるのも

食品用のパウダーとかを使用して

よくシルクスクリーンが利用されていますね~

クッキーを焼く前にプリントすると

クッキーを焼くと熱で表面に絵柄が定着されます。


あとは、やはりお着物とかの捺染技術の伝統が日本にはありますので、

いわゆる「型染」ですね。

この、糊で染める部分を止める作業は、まさしく孔版で行われます。

「手ぬぐい」の絵柄を刷るのが、分かりやすくてよいですね~!

染料用のインクで、絵柄を繰り返し繰り返し刷り上げていきます。

Tシャツとかの、服の絵柄のプリントにも活用されていますね!

ワンポイントの胸のロゴなどは定番ですね。


例が、たくさんありすぎて、日常で活躍している版種といえますね。


最後にミサニャンのシルクスクリーン作品

キリがないので

最後にミサニャンのシルクスクリーン版画作品をご紹介して幕です!


お~い! ここで読むのをやめないでね~‼

最後まで見てって下さいニャンよ~(=^・^=)


「First Frow」(ファースト フロウ)積山ミサ

シルクスクリーンで 3版4色 E.A. のみ


水面のたゆたうイメージを視覚化してみました!

半抽象の版画です。

自分では、この水色の微妙なグラデーションの変化が気に入っています。

色がとっても綺麗なんです~☆

「First Flow」シルクスクリーン Web掲載用


いつも、昔から(もぅ20年以上くらいのお付き合いになります!)

広島の画廊「ギャルリ青鞜」(ぎゃるりせいとう)さんで

積山ミサの作品を取り扱ってもらっております。


画像2

画像3


広島駅前近くの老舗画廊ですので

広島に来られた際には、ぜひお立ち寄りください。


マツダZOOMZOOM球場(現広島市民球場)の
すぐ近くにギャラリーがあります↓


それでは、明日は

下から順当に行くと「平版=リトグラフ編」になるのか?


一応、ここのところブログ毎日更新が続いているので

日付が変わるまでには、書いときますニャンよ~(=^・^=)☆

これぐらいの気合と勢いで
絵もちゃんと描いといてね!ミサニャン‼(←自分突っ込み⭐)


この記事が参加している募集

プロの画家です。現在は地方創生&地域の文化をアートで繋ぐ活動を進めています!ART-HIROSIMA『プレゼンツヒロシマ芸術祭』などの芸術文化活動にご支援をお願いします。誰もが参加できる多様なアートの営みを応援して頂けると嬉しいです!サポートはアートのために活用させて頂きます。