「委員は恋に飢えている!」第13会
第13会「恋の相談!?(日常①)」
「火恋ちゃん、ちょっといい?」
私はクラスの子に呼び出された。
「うん!どうしたのー?」
「実は…」
私を呼びだしたのは同じクラスの子。
「私、前からお付き合いしている人がいるんだけど…」
「ええ!そうなの!?」
「うん…」
その子はゆっくり頷いて私の方を見たあと、神妙な面持ちで口を開いた。
「その人と付き合い始めてから一ヶ月がたつんだけど、いまだに大きな進展もないの。二人で話をするときもあまり目を合わせてくれないし、手だってつな