見出し画像

一生一緒にいたいなんて、ありきたりの言葉だけど


こんなことになっているなんて、5ヶ月前は思ってもみなかった。

そもそもいまの彼と付き合えることも、遠距離ができることも、遠距離が続くことも、すべてに期待していなかったし、私の片想いでおわると思っていた。

元々長い間友人だった彼に、いつの日からか呆れるぐらい惚れてしまった私は、猛アタックをしたり、想いを伝えつつも、遠距離になるという大きい壁にをもぶち当たって、結局彼にはさいごまで振り向いてもらえないんじゃないかという諦めの境地にいた。

なのに、最終的に彼はしっかりと向き合ってくれた。

離れ離れになる本当に直前に付き合うことに決めた私達は、右も左も分からないまま遠距離恋愛をスタートさせた。
はじめは、すっごい怖かったし、遠距離なんて寂しくてストレスばかりになるんじゃないかと思ったし、相手にだってストレスを与えちゃうんじゃないかって怖かった。そもそも時差だってあるんだから、どのくらいの時間を一緒に共有できるかも分からなかったし、オンラインでの遠距離恋愛なんてどれくらいしっかりできるんだろうって、不安しかなかった。

でも彼は本当に寛大で、優しくて、いつでもちゃんと向き合おうとしてくれる。


遠距離をはじめて5ヶ月。

一度も彼から朝、おはようのメッセージがこなかった日はない。
おやすみのメッセージだって毎日欠かさない。

スウェーデンを旅立ってすぐ、乗り継ぎ先のフィンランドで、はじめてのビデオ通話をした。さっきまで隣にいた相手が画面上にいて、時間が来たら電話を切らないといけないなんて。

そこから日本に着いて一日目の夜、私はしばらくいとこのお姉ちゃんの家に居候することになっていて、お姉ちゃんの家でビデオ通話をした。

その次の日。

ふと、どれくらいの頻度で電話できるんだろう?と頭によぎった。
特に私たちは電話の頻度も決めずにお別れをしたし、これからどんな感じにすすんでいくのか、全然想像できなかった。
でも次の日も、その次の日も、毎日彼は、〜時間後に電話どう?とメッセージをくれた。もちろん私からもたくさん電話を誘った。

ぶっちゃけ、こんなに電話をしてくれるなんて思ってなくて、いやわたしはもちろんできることなら毎日したいと思っているけど、彼にも彼の生活があるし、大変な思いはさせたくないと思っていたから。でも、結局わたしたちはこの5ヶ月間、ほぼ毎日電話をしている。

もちろん大きな予定があってできない日もあるけど、別にそういう日があってもよくて、ゆる〜く話せているのがほんとに心地がいい。

3時間も4時間もたくさん話す日もあれば、30分くらいでばいばいの日もあれば、繋いだままでお互いの勉強とか家事をやる日、電車の中から電話をしてくれる日、一緒にYou Tubeを見る日、一緒にご飯を食べる日、記念日をお祝いする日、わたしがすぐに寝落ちをする日、いろんな日があるけど、こんなに離れていても毎日を共有できていることが、本当にうれしい。

彼は本当に優しくて寛大だ。

私は、たまに急にふとしたタイミングで、不安になったり、寂しくなって、相手の返信が遅いとき、忙しくてあっちが電話してくれないとき、あっちが起きるのが遅いとき、いろんなことが重なって、自分の精神状態がよくないときは特に、相手にすごく、期待しちゃうし、それに答えてくれないと、え?なんで?返信しないの?とか、焦ってしまう。


でも彼はそんな時の私にも、しっかり向き合ってくれるし、本当に、たくさん私のために時間を作ってくれる。予定が大丈夫なときは、基本的に毎日電話してくれるし、日本時間の夜に難しいときは、頑張ってヨーロッパ時間の深夜にかけてくれたりする。きっと私が機嫌悪いときもちゃんと汲み取って、なんとか顔を合わせるタイミングを作ってくれようとする。本当に本当に、優しい。逆に私が忙しくて電話できないときとか、返信遅いときとかに、催促してきたこと一回もないし、怒ったことも一回もないし、できないときも、こっちの予定を尊重してくれるし、本当になんでもかんでも受け止めてくれる。私が電話をしてて寝落ちしても、そのまま寝ていびきをかいていても、何も怒らない。本当に優しい。

普段そこまで年の差感じないけど、そういうところで、大人だなと思うし、そういう彼の心の広さに助けられていると思う。

そんな中で遠距離の5ヶ月は、長いようであっという間だったと思う。

もう私が次にスウェーデンに行く日まで、2ヶ月を切ろうとしている。え、もうそんなに時間が経った??

2月に、彼に会うのを楽しみにたくさんのお土産を持ってスウェーデンに行けることが、本当にこころから嬉しい。

こうやって彼との未来を描いて話せるのが、ここらから嬉しい。

私がスウェーデンに行って、つぎは彼が日本に来て、そのあとは一回どちらかの国で一緒に住んで、将来はどこで何をして住もうか?子供は何人ほしいかな?家事はどう分担しよう?お弁当はどっちが作る?私はそんな彼との未来を考えることが、本当に楽しいし、わくわくするし、信じられないぐらい、幸せだ。

彼に依存したい訳じゃないし、もちろん自分が成し遂げたい将来の夢だってあるけど、でもどんな目標や将来を描いたって、頭の中には必ず私のそばにいる彼の姿が浮かぶようになった。

一生一緒にいたいなんて、ありきたりの言葉だけど。

日本でも、スウェーデンでも、世界のどこだっていいから、ずっと一生一緒に生きていきたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?