心臓リハビリについて教えてもらいました。
心臓リハビリについて教えてもらいました。
こんにちは。みるみるです。私、ただいま入院中ですがおかげさまで入院生活も残りあと少しになりました。
今日も病院こぼれ話です。
入院中、お世話になった方の一人にリハビリのPTのSさんがいました。
彼は20代後半のひょろっと背の高い東北出身の好青年。
オペの次の日からリハビリでほぼ毎日お世話になりました。
リハビリをはじめた日、私にはまだ硬膜外麻酔の管が背中に入っていました。
おそらくそれが原因ではじめて体を起こした時、私にはめまい、吐き気、気分不快が起こりました。
「気持ち悪い、。吐きそう。」
泣きそうになっている私に、彼は
「失神してないから大丈夫です。」と言ったんです。
私は「なんだ、このリハさん…」と思いました。
でもその後よくよく話してみると、
彼は心電図の勉強もして、今まで専門で心臓リハビリをしてきたというプロフェッショナルな方。
話す言葉もさっぱりとしていて、心強く、その後Sさんと、
ちょっとだけでも少しずつ病院の周りの外を歩くのが、
入院生活中の私の楽しみになったのでした。
私は看護師もしていたことがあったので、リハビリの方と今までお会いしてきましたが、彼の専門である心臓リハビリについては全く知りませんでした。
私は退院前に「心臓リハビリについて、インタビューみたいな形で教えてもらえる?」と聞くと、Sさんは
「いいですよ~。」と時間をとってくれました。
興味深いなお話が聞けたので、インタビュー形式のままnoteにも投稿させていただきますね。
「心臓リハビリってなんですか?」
「心臓の病気になった患者さんに対して、するリハビリの事です。心筋梗塞とか、心不全とかが多いですね。」
「普通のリハビリと違っていろんな職種の人が関わって包括的にやるんです。ドクター、ナース、栄養士、薬剤師、家族など。その運動の部分をリハビリがやるんです。」
「心臓の病気って生活習慣病がが主なんですよね~。
運動だけでもダメ、薬だけでもダメ、食事だけでもダメ、それだとすぐ再発しちゃうんです。」
「塩分制限についてや、薬の飲み忘れがないようにとか、体重の管理とか、動脈硬化をコントロールするような指導を含めてがリハビリです。
本人が自分で自分を管理できるようになるのがリハビリです」
「心臓リハビリのリハビリの方はどんなことをするんですか?」
「運動療法で有酸素運動と無酸素運動の間のぎりぎりの負荷で心臓を戻すトレーニングをしていきます。」
「心臓の機能は全部戻らない事もありますけど、戻るギリギリまで戻していくという感じです。」
「心臓リハビリのやりがいってなんですか?」
「何かしらの生活の乱れがあると病気になるんですよね。」
「患者さんがそれに気がついて自分の体に向き合うようになってくれた時にうれしいと感じます。」
「向き合うところまでいけない人もいますけど、。その時は悲しいです。でもしょうがない、と思います。その人のもともとの生き方ですから。
僕はその人のアイデンティティまで強制はできないです。」
「リハビリをする上で大切にしている事って何ですか?」
「それは~。全部大切にしてますよ~。」
「全部。関わり方だとか、リハビリの内容、技術、知識、思いやり。」
「僕にとっては思いやりはあるのが前提でその上で知識、技術が大切と思います。」
「リハビリはやってもらってありき。です。勝手にはできないので。」
以上が彼が話してくれた話です。
話を聞いて私が感じたこと。
「すごーい!リハビリ深っ!」「何か人生に通じるっ。」
でした。
Sさん。お世話になりました!
ありがとうございました!
次の記事では医療以外の何かを書いてみようかな。
では~。
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