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毎日、料理するので。

今回は毎日の料理について考えてみようと思います。

もともと料理は好きでしたので、主夫業を始めてからもそれほど負担を感じることはありませんでした。会社に勤めている時は週末にスープやシチューなどの煮込み料理、または常備菜をいくつか作っておいて、それを1週間の間で食べ切るということをしていました。例えば、

・野菜スープ:キャベツ、白菜、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、しめじ、豚肉(バラ)もしくは鶏もも肉を鍋で煮込み、コンソメを入れて塩コショウ、少量の酒と醤油で味を調える。

・大根の豚肉の煮物:厚めのイチョウ型に切った大根と豚肉(コマ)をごま油、ニンニク、ショウガ(どちらもチューブのもの)で炒めて、顆粒の昆布だしと水、酒、みりん、砂糖、しょうゆ、豆板醤を入れて汁気が無くなるまで煮る。

・和風ピクルス:キュウリ、パプリカ(ピーマンでも可)、玉ねぎ、エリンギを拍子木切りにして耐熱容器に入れて酒を少量ふりかけ、レンジ(600W)で3分。水気を切ったら、酢、酒、みりん、砂糖、唐辛子(輪切り)塩、めんつゆを合わせた調味液に入れて、荒熱が取れたら冷蔵庫へ。

・ミートソース:牛豚のあいびき肉と薄切りの玉ねぎをオリーブオイルとニンニク(チューブ)で炒めて、輪切りのナス、マッシュルームを入れてさらに炒めたところにトマトの水煮缶(カット)、缶半分の水、酒、コンソメ、トマトケチャップ、ウスターソース、醤油、塩コショウしてとろみが出るまで弱火で煮る。

・辛子佃煮:ししとうや万願寺唐辛子をみじんに切ってごま油、赤唐辛子、醤油、酒、砂糖でやや煙が出るくらいまで炒める。ご飯や豆腐、うどんとの相性もよい。

・野菜の焼びたし:ナス、トマトをグリルで焼き、皮をはいでから、めんつゆにつけ、荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やしておく。

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ー 多めに作ったミートソースは半分保存。パスタはもちろんオムレツやご飯にかけても美味しくいただけます ー

このようなものを作り、保存容器に入れて、温めて食べました。妻ともども仕事をして遅く帰ってから、炊事をするということはほぼ不可能でしたので、このような作り置きで1週間を過ごし、週末に足りない材料を買いに行くという繰り返しでした。野菜スープなどは数日後にはカレールーなどを足して味変させ、飽きないようにしていました。

主夫業を始めてからもそのルーティンは大きくは変わっていませんが、意識して変えた部分もあります。それは、

「今日何を食べたいか」を朝、妻に聞いておく

ということです。自分のペースで献立を考えていくことはとても楽しいのですが、食べる側の妻からしてみるとその献立が「気分じゃない」時も往々にしてあります。家庭料理であっても作る側と食べる側の気持ちがうまく嚙み合っていたほうが食卓が断然、楽しくなりますし、僕自身の張り合いも違います。主夫の「思い入れ」を気づかないうちに押し付けていることのないようにしたいなと考えているのです。

妻はアレルギーがあるものの、比較的好き嫌いは少なく、献立自体は組みやいので、助かっていることのほうが多いです。明確に食べたいものが挙がらない場合でも「すっぱいもの」「からいもの」「こってりとしたもの」ぐらいのキーワードをもらっておいて、そのイメージで作っていくようにしています。

ところでみなさんは調理の中でもっとも時間がかかる作業は何でしょうか?

僕は野菜を切ったり、皮をむいたり、肉の下ごしらえをしたりする作業です。毎日、それらを一から始めていると時間のロスが大きいのであらかじめ切ったものを冷凍しておき、それを使うようにしています。

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ー 上からキャベツ・じゃがいも・しめじ ー

特に葉物野菜(キャベツや白菜など)買ってきてから数日で痛んでしまうことも多いので、早めに冷凍してしまいます。キノコ類などは買ってきた袋のまま冷凍します。よく知られていることですが、冷凍することで繊維が壊れて味がしみ込みやすくなりますし、何より、袋を開けて鍋に放り込むだけでいいのでとても助かっています。

毎日のことですから、無理は禁物。楽するところは楽をして、楽しみながら料理をしていくことが主夫生活を長く続けていくためにも大切ですね。

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イラスト:丑蟻さん

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