わたしとキムくん #番外編 桜エンディング
日本人の桜と韓国人の桜。
「メロが体質」とは、2019年に公開された韓国のドラマで、邦題は「恋愛体質」。わたしはこのドラマが好きなので、このnoteの他の記事でも何度か紹介しています^^
まだ観ていない方にぜひ観てほしいのだけど、Netflixではもう配信されておらず、Amazon Prime Videoには吹き替え版はあるのですが、このドラマの見どころは、会話劇にあるのでぜひ字幕で見るのをオススメしたい……
U-NEXTでは字幕版が配信されているようです。(2023年8月現在)
で、キムくんとわたしが話しているシャンプーの歌とは、こちら。
「揺れる花の中で君のシャンプーの香りを感じた」という曲です。
劇中の良い場面で何度も流れるので、ドラマを観終わる頃にはこの曲が頭から離れなくなります。
と、
キムくんが教えてくれた同じ歌手の人気の歌はこちら。
「벚꽃 엔딩(桜エンディング)」という曲。
シャンプーの歌もだけど、チャン・ボムジュンさんの裏声がとても好き。
この曲も、サビの裏声の「ピョ〜〜」とか「ピ〜〜」の音が心地良くて、なんかクセになる。耳に残る。
和訳を読んでみると、ほんとだ。
春の恋人たちの幸せな気持ちを歌った歌詞。韓国では、毎年春になると街中でこの曲が流れる、「春の定番曲」らしい。
日本で「桜」がテーマで、毎年街やテレビで流れるような定番の曲って何があるっけ。
わたしがパッと思いつく桜の曲といえば……
あれ……?
と、思いました。
なんか、どこか全部切ない曲ばっかり。
“桜エンディング”の歌詞にも「舞い散る」という表現はあるけど、その言葉に切なさは帯びていない。
対して、先ほど挙げたような日本の桜の曲の多くは、散りゆく花びらに ”届かなかった想い” や、”あの頃の記憶”などを重ねていて、なんか感傷的。
他にも、宇多田ヒカルの”SAKURAドロップス”、中島美嘉の”桜色舞うころ”も、どこか切ない。失恋したり、桜を通して過ぎ去った恋心を思い出すような曲。
そういえば、aikoの”桜の時”もあったな…と思って歌詞を今読んでみると、これも友達以上恋人未満の片思いの曲、もしくは恋人だけど永遠に続く関係とは言い切れずに、女の子の気持ちの方が強い曲なのかな?と感じる。
日本で桜が咲く季節といえば、「出会いと別れの季節」
慣れ親しんだ場所や人とのお別れの悲しさと、新しい環境への期待と不安のイメージ。
1年の中でも最もふわふわしたような気持ちのわたしたちをひっそりと見守り、そっと背中を押してくれるような存在の桜。
でもそんな桜も1週間で散ってしまうのがまた儚い。
キムくんに聞いてみた。
ほぉ〜。。
日本人は、同じようで少し違うかもしれないと思った。
「綺麗だな〜」と桜を眺めて幸せな気分になるけど、それと同時になんか感傷的な気分にもなる日本人は多いんじゃないかな?と思う。
キムくんだけにしか聞いたことがないし、韓国の他の桜の曲を知らないけど、なんかそこに文化の違いがあるんじゃないかな?という新しい発見があった。
文化の違い、というか、日本人の心、というか。
この話をキムくんにすると、「秒速5cm」という新海誠監督のアニメがまさにそんな話らしい。
まだそのアニメをまだみたことないので今度見てみよう。日本人の桜に対する気持ちが何か描かれているかもしれないな。
なんか、もっと韓国語がわかるようになったら色んな人に聞いてみたり調べたりしてみたい。
何か調べてわかったことやオチがあるわけではないけど、ちょっとした会話の中からそういう発見があるのって面白いし、日本と韓国は似ているようで異なる、やっぱり外国なんだよな、と思った出来事でした。
そして、なんかそんな情緒を感じさせる花が日本の国花なんて、なんか素敵やん?と少し誇らしくも感じました^^
▼公式Youtubeもあるみたい