連載第11回”ネガティブ・ケイパビリティを身につける”
あっという間に10回を超えた連載”名画で鍛える診療のエッセンス”です。今回のテーマは”ネガティブ・ケイパビリティ”です。
帚木蓬生の同名の著書によれば
「負の能力,陰性能力,性急に証明や理由を求めずに,不確実さや不思議さ,懐疑の中にいることができる能力」
であると説明されています。
複雑な問いに対して早急に答えを出そうとするのではなく,この能力を身につけて宙吊りの「わからない」状態に耐える持続力(タフネス)を生み出すことこそが,実は物事の本質的な理解に近づく第一歩なのでは、ということです。
デリケートな話題のため非常に迷ったのですが、扱うトピックは近年その多様性がますます明らかになりつつある”性(セクシャリティ)”にしました。作品はパリのルーブル美術館のツアーで知ることになった眠るヘルマフロディトスです。
おそらく案内人が教えてくれなければ自分は両性具有という事実にすら気づかなかったでしょうし、またそのツアーの案内人が実はかなり有名な方というのも後から知りました(本当に一つ一つの作品を愛されているのだなぁ、というのが伝わってくるツアーでした。)。
https://mobile.twitter.com/taka_paris
今その時の体験を元に記事を書いているというのは不思議な思いです。
また今回の記事を執筆するに当たり様々な本や漫画などを読みました。特に下記はご参考になればと思います。
令和の家政婦さん
ジャンププラスの読み切り
わたしのアスチルベ Byあむぱか様 | 少年ジャンプ+
単行本
きみのせかいに恋はない By 伊咲ウタ
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