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夢の中で残虐行為をするのはいつも少女

※少々グロテスクな描写を含みます

 幼い少女、きっと7歳くらいの少女が、大きな車に乗っている。私は年齢性別のばらばらな50人くらいの人と白い箱の中に閉じ込められている。彼女は車で人を壁際に追い詰め、潰していく。柔らかい肉が潰れ、骨の砕ける音がする。周りには刃物で切り開かれた死体もあり、彼女は色んな方法で人を殺しているようだった。無邪気に笑いながら車で人を潰していく少女。人数が少なくなったとき、私の方へその車が向かってくる。もう少しで潰される。痛そう、怖い。楽しげな少女が操る車が目の前に迫る。

 そこで目が醒めた。これが今朝見た悪夢である。私はあまり夢を見ない方であるけれど、見るときは5割ほどが悪夢。よって、悪夢によって目が醒めることは珍しいものの、驚くべきことではない。驚くべきことは、今日の夢が一段と残虐であり、なおかつ自分に危険が迫っていたことだ。

 今まで見た悪夢は、ここまで残虐ではなかった。ちょっと人が殺されたり、家が焼かれたりはしていた。しかし刃物で一刺しだったり、燃えていても助かったりと、それなりで収まっていた。しかし今日は、見るに堪えない死体が転がっていた。何か不吉なことが後々あるのだろうか。それは困る。

 刃物で刺したり、家を燃やしたりするには犯人がいる。私の夢の場合、それはいつも少女である。しかも、結構幼いことが多い。無意識に少女を恐れているのだろうか。単純に、少女が殺人を行うシーンを普段私が好んでいるのもある気はする。しかし、私はグロテスクな描写がとても苦手で、そんなものは見ないし読まない。どこからこの少女はやってきたのだろう。

 今日の悪夢は残虐で、その後動けないくらいにはダメージを食らった。暫くは深い眠りにつくために、睡眠時間を減らしてみようかと思う。夢を見ないために。

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