『響け!ユーフォニアム3』 第七回 なついろフェルマータ 視聴者ノート
水着やなかよし川の登場などファンへのサービスも十分にありながら、黒江真由がオーディションへの覚悟を決める重要な回でした。今回も個人的に気になったポイントをメモっておきます。
府大会〜B編成
前回のオーディションを丁寧に取り上げた割に府大会は結果すら1mmも触れられなくて、それでも唐突にB編成チームがでてきたりと、脚本の意図が読めなかったというのが本心です。オーディション落ちした"さつき"がB編成で活躍したようで、その点は救いがありました。
その他
ベン図
プールに行きたい意図を読み取って貰いたい麗奈と分からない久美子のベン図。吊り輪でベン図表現が出てきたのは2回目ですね。
引き継がれるモノ
マイ楽器を持ってない子達は先輩から楽器を引き継ぐ事実の重みを感じさせられました。ReCodaの歌詞が歌っている内容ともリンクしてきますね。
パピコといえば、山田監督が京都アニメーションの公式Blogで執筆するさいのペンネームでした。ところで奏ちゃんは誰とシェアしたんでしょうか?仲良しな剣崎でしょうか。求くんと分けてても青春って感じで良いですね。
京アニの聖地 みやこめっせ
"私たちは、いま!!" 私は2015年と2017年と2回参加して、3回目もという所で中止になってしまいました。京都アニメーションの内部事情を直接プレゼンして頂いたりやスタッフさんと交流できる非常に貴重な機会でしたね。色々な状況を鑑みると難しいとは思いますが、いつかまたやってほしいですね。
飲み物の進捗
久美子は進路に対して1mmも手をつけてないという事が演出的にバレます。このカットの後で少しかき混ぜますが、飲まないのでまだまだでしょうか。
久美子の滝先生化
1話の時点で黄前久美子は先生になると予想を立てましたが、松本美智恵先生との面談ややりとりで薄らと匂わせはしてきましたが、まさにという感じの伏線がやってきました。記事にも書きましたが個人的には、"久美子が滝先生になる"という事が麗奈の救いになるのでは?と希望を持っています。
3匹の金魚
前回は黒江真由を率いれたメタファーになっていると書きましたが、同じモチーフを別の意味で利用するのは面白いですね。今回の三匹の金魚は黄前家の女子会といった所でしょうか。
黒江真由問題
それでは本題です。水着になる = 半裸のつきあいという事で黒江真由の本音が少し見えました。それを聞いてしまい"頑固"で"受け身"な正にクラゲな姿に久美子は自分の昔のすがたを重ねています。
後ろ姿 = 過去の自分 -> 黒江に対して昔の自分を重ねているというのを印象付けるカットでしょう。髪の毛も合わさって正にクラゲ。
久美子は"頑張れる北宇治"化されているので過去の奏などのように"黒江も変えたい"と思ったのでしょうか。一緒に写真を撮ろうと頑なに写ろうとしてこなかった黒江を誘います。
しかし、裏目にでてしまいそうです。彼女は他の人を"普通"と突き放し、自分を特別だと自認しているようです。普通の人と横並びにされて、事実が明るい身でるのが耐えられなかったのではないでしょうか。中二病ですね・・・。
宣戦布告
聲の形の弓弦ちゃんみたいに死骸でも並べたのかと思って焦りました。写真の意図的には次のオーディション本気出しますよな黒江でした。
黒江真由の変化にいち早く気が付く高坂麗奈さん。2人で吹きたいソリ危うし・・・ですが、彼女の自信が揺らがなければ全国大会金賞はまだ大丈夫かな・・・?
引用
「響け!ユーフォニアム3」 より引用させて頂きました。
©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024
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