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「忘失」の話
この前投稿した「忘失」という楽曲。それについて少し話したいと思います。
この曲は「徐々に失う愛してやまない記憶」というテーマがあります。主人公は少しずつ記憶を失っていくのです。「一つ手ですくえば、二つこぼれ落ちる」とあるように、記憶は無くなっていくばかり。そんな主人公ですが「あなた」という存在には愛されています。自責の念に駆られる主人公はそれを不思議に思います。しかしその答えも忘れてしまって思い出せない主人公。最後には自分が「あなた」を愛する理由すらも忘れてしまいます。そんな切ない物語です。
実は僕自身も記憶が弱い人間で、日常生活の中でふと何をしたかったのか忘れることもしばしば。大切な記憶、大切な人、それを忘れてしまうかもしれない、そんな怖さが少し後ろから着いてくるような気持ちです。「忘失」という楽曲は「もし忘れてしまったら」という僕自身の「ifの世界線」を形にしたものでもあります。
「愛してやまない記憶」というのはきっと誰にでもあると思います。それを限りある命の中で必死に繋ぎ止めて生きていく中で、その記憶を守りたい理由は絶対に忘れたくないですよね。そのために僕は形として残しています。例え1つの物語であっても、それが記憶を辿る道標になる気がするんです。
少し話が逸れてしまいましたね、、
以後になりますが、ここに書き留めたことはあくまで僕の考えに過ぎません。この曲を聴いてあなたが感じたあなたなりの解釈が答えであって、それを日常と紐づけてきいていただけると作った身としても嬉しい限りです。
「忘失」のお話はこれくらいにしておきます。
mirror
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