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面倒くさい女

面倒くさい女なんです、
としかいいようのない、
わたくしであります。

心屋仁之助さんか何かの本で、
なぜ彼氏出来ない、
なぜ結婚できない、
なぜイイオトコが自分のまわりにいないと嘆かねばならぬのかといったら、
あなたが面倒くさい女だから、みたいな本があった気がする。

そして、彼女たちの口癖は「でも」「だって」なんだそうな。

まったくもって、たぶん、
わたしは面倒くさい女なのです。

理屈くさいし、言い返すし、

言わなくて良い一言も、正直にいっちゃうし、

毎度、旦那の「ん?」って顔をみてから、あちゃーと思ったりする。



それでも、とりあえず、二回結婚し、
子どももできたり、
なんだか面倒くさいけど、
蓼食う虫も好きずきという言葉もあるように、
マニアな酒盗みたいな感じなのかもしれんと、
この頃は思うようになった。

一般的な男性のセンスでいけば、
外見も性格も、まったくモテの部類にならないし、
ずっと悲惨な恋愛ロードを歩いていた。

二十代前半までは特に不毛な恋愛に、
ドツボになって悩んでた。
好きになっては、フラれて、、、傷つき。

なんなんだろー、あれはとおもうくらいだった。

まさに、拗らせ女といっていい。

が、
ある時、
「うまくいってる」らしき、
いまで言うところの「リア充」の友達たちを観察して、気づいたことがあった。

だんだん、女性もしたたかになってくると、
みな、自分の純粋な好みというより、
自分を好いてきた異性の中から選んで、
つきあってるだけなのだ、という法則。

とある友達など、豪語していた。

「わたしのこと好きにならないやつなんて、そもそも、わたしのほうから願い下げだ。そんなやつ、好きにならない、選らばない」と。

「わたしのこと、すきになるくらいだから、◯◯くんは素晴らしい」
くらいのこと言ってたかも。。。

その子は、彼氏がいながら、何人かの子と浮気したりしてた。
しかも、彼氏も公認で、お互い自由にしてた。

これは、
セカイが180度変わるくらいに、目から鱗だった。

それから、私も行動を変えてみた。
まさに、180度の行動の転換。

実験的に、自分のこと、気がありそうな人と、まず付き合ってみた。

すると、案外うまくいき、
とても楽しい恋愛生活に変わった。

こんな私でも、好いてくれる人は、ちゃんと居るんだと、感動&感謝、目から鱗だった。

なんで、それまで、自分に好意をもってくれてそうな人を、見てみないフリしてきたかな、と思った。

たぶん、むこうから来られるのが怖いタイプでもあり、女として認識されてる照れくささと、自分が自分のことキライだったからだと思う。
(今でも、これらは↑引きずっている。)

で、それ以降の恋愛が、全てうまくいったかというと、それはそれで違うのだが。

あくまでも、「この人、わたしのこと好きだろうな」でスタートしてるので、

本当に自分から惚れてからのスタートではなかったから、
キモチの温度差で、
罪悪感がちらと出るときがあった。

ただ、その分、すごく相手を愛そうと努力してた。良いところをみるようにして、尽くし、相手に対して誠実にあろうとした。

例えば、前夫なんか、
猛烈に相手から必要とされて始まり、
引くくらいのときもあり、
考えてみたら、
最初から、どこか、かわいそうと思って付き合ってるだけで、
本当に惚れてるわけじゃなかった。

あとあとから考えると、かなりそのスタートが、悲惨な結末を招く原因だったとおもう。

そんなこんなで、奇妙な紆余曲折を経てきたけど、
今の夫は、
私史上初めて、
自分も惚れて、
相手も好いてくれた感覚があって、
幸せだなぁと思うことが多い。

面倒くさい女にも、やっと春が来たのか?

恋の神様が、やっと、これまでの私の努力に報いてくれたのか???

これから、飽きられないようにするには、
どうしたらよいかと思ったりする。


恋愛、パートナーシップ、男女関係。

いろんな言い方あるけど、

人間関係、気持ちははっきり数値化できないから、
お互い、ほんとに、
対等で、
50/50かなんて、わからないもんだ。

どっちかが、より愛してて、
どっちかは、すこし負けてることも、あるだろう。

それでも、
一緒に居ようとするところに、
ドラマが生まれると、
私は思う。

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