パニック障害〜初めて体験したパニック発作〜

こんばんわ。Miroです。

今日は私がパニック障害になった原因をお話ししたいと思います。

初めてパニック発作が起きたのは今から8年前 18歳の時でした。

当時私は受験生で大学受験に向けて追い込みをかけている時期でした。

塾で集団授業を受けている最中、突然呼吸の仕方がわからなくなり激しく動悸がして苦しくて頭が真っ白になる感覚に襲われました。

突然のことで訳が分からなくなり病名のように頭の中がパニックになりました。

しかし、集団での授業中なので勝手に離席することも手を挙げて離席の許可を得ることもできませんでした。

少し経つと自然と酸素が体に入ってきて呼吸が楽になり動悸もおさまりました。

その後は授業の内容なんて何も頭に入りませんでしたがなんとかその日の授業は乗り切りました。

あれはなんだったのだろうと1日中気になって自分は病気なのでは?と、とても怖くなりました。

後日、「また同じようなことが起きたらどうしよう」という不安はありましたが受験までの時間は迫ってきており授業に出席するしかないと思っていました。

すると、やはり同じような症状が起こり頭の中が真っ白になり苦しくて激しい動悸がして自分の体はやっぱりおかしいと確信しました。

どうしても不安で勉強に手が付かなかったため、両親に自分に起こった症状を説明し病院に連れて行って欲しいとお願いしました。

両親は寝不足か疲労じゃないの?とあまり心配はしておらず、元々塾が嫌いだったため「塾に行きたくないだけなんじゃないの?」とまで言われましたが、結局近所の内科を受診することになりました。

先生に症状を話したところ、「受験のストレスと疲労かな、あとは考えられるとしたら甲状腺に異常があるのかなぁ」と言われました。甲状腺の病気の症状で動悸を伴うことがあるらしく、念のため採血検査を行いましたが、結果は正常でした。

先生は「受験のストレスで自律神経が乱れてるだけだと思うから、とりあえず自律神経の調子をよくする漢方薬でも飲んでみて。」と言い、それから毎日漢方薬を飲むことになりました。

しかし、症状は一向に良くなることはなく、むしろ発作が起きる頻度は日に日に増えていきました。

そんなある日、塾に行くために電車に乗った際

突然呼吸が出来なくなりました。

今までの発作とはレベルが違うと一瞬で感じました。本当に吸うことも吐くことも出来なくなり窒息状態になり、体が浮いていくような感覚とともに苦しくて倒れそうになりました。

過呼吸になり意識が飛ぶと思った瞬間、電車が停車しドアが開いたため急いで外に飛び出ました。


しゃがみ込んで必死に息を吸ったり吐いたりして呼吸を確かめていると徐々に呼吸が戻っていくのがわかりました。発作は収まったものの、私は本当に怖くて堪らなくて涙が出ました。その日以来電車に乗るのが怖くなり、狭い空間や自力で外に出られない空間にいる事ができなくなりました。

そして受験まであと1ヶ月という大詰めの時期でしたが塾に行くこともできなくなりました。

自宅で勉強をしていても、常に発作のことを考えており、自分はおかしいのではないか、病気なのではないかという不安と受験に失敗したらどうしよう、試験中に発作が起きたらどうしようと色んな感情に押し潰されそうな日々でした。


漢方薬の効果は感じられませんでしたが、それでも飲めば良くなると信じて飲み続けました。しかし再度薬をもらいに診察に訪れたところ、衝撃の言葉をかけられました。

「もうそんなに飲まなくていいよ、そんなに沢山薬あげないよ?もう必要ないでしょ」と。

毎日発作に苦しんでいるのに、発作が起きることを信じてもらえず、私がまるで仮病を使っているように言われ、誰も助けてくれない誰も理解してくれないとより一層苦しみが増しました。


ここ最近ではパニック障害はめずらしいものではなくなってきており、芸能人やスポーツ選手など多くの方がパニック障害を患っていることを公にしています。しかし、当時はパニック障害が世の中であまり知られていなかったのか、もしくは学生で罹る病気とは思われていなかったのかパニック障害という病気の存在すら私も私の両親も知りませんでした。


長くなりましたが、今回はここで一度終わりたいと思います。

沢山苦しんで悩んできた病気なので、お話ししたいことが沢山あります。

この続きも少しづつ書いていきたいと思います。


最後までご覧いただきありがとうございました。


 Miro

#パニック障害 #闘病記 #パニック障害と共存する