のぞき部屋でやる演劇です。その3

約3978回。

今までぼくが関わった、のぞき部屋の上演回数をだいたい出してみました。裏原宿のデザインフェスタでの展開していたマダムゴールドデュオの【原宿物語シリーズ】から、自ら立ち上げた、ミロまで。(10年間ほど空白の期間がありますが、その期間は小林タクシーさんがZOKKYというのぞき部屋演劇専用ユニットで活躍してくれていました。小劇場界隈でのぞき部屋演劇といえば、小林タクシーさんのお名前がまず出てくるほど一世を風靡してました。)

約4000回・・・複数の小部屋で同時進行で開催していたりもするのですべてを見た人はもちろん居ないわけですが、プライドをもてるとしたら、
◎ のぞき穴は一つ

◎ のぞいたその人のためだけに全力でやる

◎人間味を大事に

ってとこかなぁって思います。

で。で。
今日の本題

【ひとは極度の怒りの感情を持つと一定時間、身体が動かなくなる】

について。
※ネガティブな感情も入ってます。すみません。

あるコンペに出たことがありました・・・そこで見た、そこでのぞいたあることがぼくの逆鱗に触れました。

審査員が女優の宮崎あおいさんだったのに覗いてもらえなかった‼️
いやいやそうではなくて・・・笑

あるグループが出展していたのですが、まぁまぁなスペースに小屋がありまして・・・。
のぞき穴がいくつも開いていまして、観客はそこから小屋の中をのぞき、パフォーマンスを見るというものでした。同担拒否?同族嫌悪?しっかり拝見しました。お勉強です。でも、15秒が限界でした。で、しばらくその場でわなわな震えることもせず、感情の処理が追いつかず動けなくなってしまいました。ま、たかだか15秒くらいなものだとは思いますが。とてつもなく長く感じられました。

見たものの具体的な内容なんて忘れましたが、血の通っていないファッションとしての出し物。おしゃれな照明と小粋なデジタル音楽。人間の業とか、あるはずの手垢とか、しょうもない人間への狂おしい愛情とか…。なんにもなかった。なかったんです。いやーなかったー。おーい!なかったぞー。でもそのグループは、さくっと賞をかっさらってました。

なので、どんなに規模が大きくなったり、ハード面が進化を遂げても
【人間がやっている。人間が感じる】
ということだけは守ろうと思います。なので、お洒落な音楽かけて暗転していたら、なんなりと金と時間返せー!とおっしゃってください。

あ、年内に4000回越えられるでしょうか?
3密どうにかしないとなー・・・。


がんばります。

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