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転職失敗事例7選!エージェントを経営する私が後悔しないためのポイントを解説

こんにちは。Mirise up株式会社代表の上田啓太です。都内で転職エージェントを経営しています。

早速ですが、「転職したいけれど、失敗するのが怖い…」「後悔したくない...」と悩んではいませんか?新たな仕事に挑戦したいと思っていても、環境が一気に変わる転職には不安がつきものですよね。

今回は、そんな不安を持っている方に、よくある転職の失敗事例や失敗した時の対処方、さらには成功させるにはどうするべきなのか書いていきます。転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください!

転職に失敗したと感じる典型例7選

まずは、私自身が転職相談を受ける上で感じた、よくある転職の失敗例7選と、そうならないためにはどうするべきか対処法について紹介します。

失敗例1:聞いていた内容と労働条件が違う

・聞いていたよりも残業時間が長い
・聞いていたよりも休日が少ない
・思っていたより年収が低い

転職相談を希望される方は、上記のように、「面接等で事前に聞いていた内容と実際の労働条件が違った」とおっしゃることがあります。たしかに、想定していたよりも労働条件が悪いと「転職に失敗したな…」と感じてしまいますよね。

このように入社後に条件面での相違があると、仕事へのモチベーションが下がって、すぐに次の転職先を探すことになったりと、思い描いていた転職につながらない可能性があります。

失敗しないためにはどうする?
求人などに書かれている情報は、最新のものでなかったり、情報が間違っていることもあります。特に年収などは、基本給や役職手当、想定残業代を含めて記載している場合もあるので、内定をもらった段階で、必ず確認することが大切です。入社してから後悔しないように、しっかりと情報収集をするようにしてください。

【確認するポイント例】
・就業時間は何時から何時まで?
・実際に働いている社員は、どれくらい残業をしている?
・年収の内訳は?(基本給や残業代、役職手当など)
・給与の支払いサイクルは?

失敗例2:社風が合わなかった・体育会系の雰囲気が合わなかった

・社内で交流をとりたいのに、ビジネスライクな雰囲気だった
・ワンマン社長がやりたい放題だった

社風が合わないことで、転職を考えることはあるあるです。同じ業界や職種でも、会社によって社風や社内の雰囲気はまったく異なるもの。社風になかなか馴染めなければ、出勤さえも辛いと感じてしまい、悪化してうつ病などになってしまう場合もあります。

失敗しないためにはどうする?
面接官の印象だけで決めるのではなく、事前に会社のホームページやSNSをチェックしたり、面接時に社風を聞いておいたりと、実際の雰囲気をつかんでおくことが大切です。可能であれば、社内見学をさせてもらったり、面接官以外の社員と交流できる場を設けてもらうのも手です。特にベンチャー企業の場合、融通が利くことが多いので、ぜひ積極的に聞いてみてください。

失敗例3:自分のスキルを発揮できない

「経験やスキルを活かしたい」と思っていても、転職後に自分が思い描いていた業務内容が異なるというケースもあります。同業種だとしても、会社が変われば求められるスキルや業務の幅が異なることはあるあるです。とはいっても、自分がやりたかった業務内容と異なると、モチベーションが下がり「再転職したい…!」と感じることもあるでしょう。

失敗しないためにはどうする?
面接官は実際の業務を把握しきれていない場合があるので、現場の人に必ず確認をすることが大切です。また、自分のスキルの棚卸をし職務経歴書に細かく書くことも有効。できることやできなことをしっかりと面接で伝えるようにしましょう。

失敗例4:人間関係が悪かった

入社してみると、「職場の人間関係が悪かった」ということもあります。会社内部の人間関係までは、実際に入社するまでわからないことも多いので防ぎきれないというのが正直なところですが、対処方法はあります。

失敗しないためにはどうする?
面接時に社内の雰囲気をそれとなく聞いてみたり、SNSで社内の人を探してみたりと、できる限り内部の情報をつかむために行動してみてください。面接時に、「社内の人とは仕事以外でも交流されますか?」などと質問してみるのも良いでしょう。

ただし、入社先が大手企業の場合、部署によって人間関係が大きく変わる可能性もあります。人間関係が悪いからとすぐに転職をするのではなく、しばらくそこで働き、部署移動を希望するのも手です。

失敗例5:年収が前職よりも低くなった

転職をした結果、前職よりも年収が低くなり、生活が厳しくなってしまうこともあります。

たとえば、「転職前の職場で残業が多く、残業の少ない会社に転職したら年収が低くなった」というパターン。労働時間が短くなっている分、年収が下がるのは仕方ないですが、想定以上に年収が低くなれば、生活面に影響がでることもあります。

失敗しないためにはどうする?
また、転職後は役職の低いところからのスタートとなることもあるので、一時的に給与が低くなるケースもあります。現在の職場で残業が多い方や、役職に就いている方は、年収面も目を向けておきましょう。

失敗例6:求められているレベルに対応できなかった

自分が持っているスキルよりも求められるレベルが高く、「入社したら業務についていけなくて辛い…」というケースもあります。

自分のスキルを活かしたいのなら、情報収集の段階や選考時に、求められるスキルのレベルをしっかり確認しておきましょう。

求められているレベルのスキルを持っていないのであれば、勉強して身につけるか、自分のスキルに見合った転職先を探す必要があります。

また未経験職種の場合はその職種への憧れが強いが故、特にギャップが生じやすいです。未経験ということは、一からその職種を学ぶということ。泥臭いことや辛いことがあることは覚悟しておきましょう。

失敗しないためにはどうする?
失敗しないためには、その業界自体の研究はもちろん、実際に働いている人の話を聞くなど自分のイメージとのギャップを埋めていく作業が必要です。

失敗例7:前の会社の方が良かった

「隣の芝は青い」という言葉があるように、今働いている会社の悪い部分が目につき、他社の良い部分ばかりが良く見えることもあります。しかし転職してみると、「前の会社の方が働きやすくて失敗したな…」と気づく場合もあるでしょう。

特に、長年働いた会社はその環境に慣れているため、気付かぬうちに居心地が良くなっているものです。

失敗しないためにはどうする?
転職後に後悔しないためには、今働いている会社を客観的に見てみることが大切です。働く環境、年収、人間関係など、転職先と比較をしてください。「やはり前職に戻りたい」という場合、出戻りすることは悪いことや逃げではないので、前職の上司や人事の方に相談してみるのも手です。

あなたが前の会社で重宝されていた人物であればむしろ歓迎させることもあるでしょう。

転職を後悔してしまう原因は?共通パターン3例を紹介

ここまで転職失敗例を紹介してきました。ここまでお伝えしてきた失敗には、共通する原因があると僕は考えています。原因を理解しないと同じ失敗を繰り返してしまい、自分が思い描いていたキャリアとは反対の末路をたどることになりかねません。

ここでは、転職に失敗するパターンに共通している原因を紹介していきますので参考にしてください。

自分が優先したい条件があいまい

自分の優先順位があいまいだと、ミスマッチが発生して転職に失敗するリスクが高まります。

何を優先させるのか、何を譲歩するのかリストアップするのがおすすめ。たとえば、転職する際に選ぶ基準には以下のものがあります。

・給与
・労働時間
・休日数
・人間関係
・福利厚生
・やりがい
・自分が持つスキルとのマッチ
・勤務地
・異動の有無
・キャリアアップ

自分が何を優先したいのかはっきりさせておくことで、転職がスムーズに進み失敗を防げます。

転職先の情報収集が甘い

転職先とのミスマッチが起きる場合には、事前の情報収集が甘い可能性が高いです。「こんなはずじゃなかった…」と失敗しないように、転職先の情報収集を怠らないことが大切です。

また、「転職すること」自体が目的となり、情報収集が甘くなってしまうケースもあります。直感で転職先の良し悪しを判断するのではなく、徹底したリサーチを行うようにしてください。

「欲しい情報は自ら取りに行く」というスタンスでいるとよいでしょう。 

転職先が決まる前に退職する

これはひとつ前と若干重複しますが、「とりあえず今の会社を辞めたい」という思いが先行して、転職先が決まる前に辞めるケースも失敗原因のあるあるです。

転職先が決まる前に退職してしまうと、収入がなくなるプレッシャーから、熟考せずに転職先を決めることにつながります。

結果としてミスマッチが起き、再度転職を検討することになるかもしれません。

「このまま働いていたら身体を壊しそう…」という場合は例外ですが、そうでなければ転職先が見つかってからの退職をおすすめします。

転職に失敗したらどうする?次に取るべき行動を解説

ここでは、「転職に失敗した…」と感じた場合、どうするべきなのでしょうか。続いては、次に取るべき行動や対処法を紹介します。

転職に失敗しても、諦めずに次の行動に移りましょう!また、自分ではなくても家族や彼氏・彼女、周りの友人が転職に失敗して困っていたら、以下の対処法を伝えてあげてみてください。

とりあえず職場に馴染むまで経験を積む

転職先での新しい環境において、最初は不安や居心地の悪さはつきもの。一気に環境が変わると、馴染むまでには一定の時間がかかるものです。

また、転職直後は次の転職先が見つかりづらいのも事実。とりあえず職場に馴染むまでは、焦らず着実に経験を積むことに意識を集中してみてください。

「転職後は居心地が悪くて失敗したと思ったけど、数ヶ月勤務していたら働きやすくなった」というケースはよくあります。

また、自分から積極的に社内の人とコミュニケーションをとることで、馴染むまでの期間を短縮できるでしょう。

再転職を検討する

転職先に明らかに問題がある場合や、これ以上ここで働くのは辛いという場合は、再転職を検討しても良いでしょう。無理して仕事を続けると、身体や精神面への負担となってしまいます。

早期の再転職は、あまり良い印象を与えないのは事実ですが、しっかりと理由を伝えれば理解をしてくれる会社もあります。

「死ぬこと以外かすり傷」という有名な言葉があるように、転職がうまくいかず心が折れそうなときでも、自分の叶えたい未来のために諦めず前に進んでいきましょう。ただし、次の転職先でも連続して失敗してしまわないよう、転職に失敗した原因を分析することが必要です。

副業をはじめる

・転職したら給与が低くなった
・キャリアアップが臨めない職場になった

このような場合には、副業を始めてみるのもありでしょう。副業に挑戦することで収入アップができたり、思わぬスキルアップが臨めたりと、違う可能性が開けることもあります。

転職先で経験を積みながら、自分の新たな可能性を探してみてください。

転職を成功させるコツ

最後に、転職を成功させるコツについて紹介します。転職の失敗を防ぎ、うまく成功させるにはいくつかのコツがあります。以下のポイントを意識した上で、転職に臨んでください。

転職の理由を明確にする

「なぜ転職したいのか」理由を明確にすることで、自分の優先順位がはっきりします。抽象的なものから、具体的な内容に落とし込むのが成功のためのコツです。

「もっと楽な仕事がしたい」
-楽な仕事とは具体的に何?(労働時間が1日〇時間以下、フレックスタイム制がある等)

「もっと収入の高い仕事がしたい」
-具体的にどれくらい?その年収を稼ぐだけのスキルが自分にはある?(なければそのスキルを身に着けるのが先)

「やりがいのある仕事がしたい」
-どういうときにやりがいを感じる?なぜ今の仕事はやりがいを感じない?

今の会社に不満があるなら、まずはそれをリストアップしてみましょう。そして、その不満をより具体的にすることで転職を成功させられる可能性が高まります。

将来のキャリアを考える

自分の1年後、3年後、5年後、10年後、どのような姿になっていたいか考えてみてください。仕事だけでなく、「家族を持ちたい」「子供は2人ほしい」なども、キャリアを考える上で重要です。

理想の人生を踏まえたキャリアを考え、そのゴールに向かって正しい道のりを歩むことで、満足のいく転職ができるでしょう。

将来のビジョンを明確にしておくと、転職活動中の面接時にも、転職先でどのように立ち振る舞うのか話すことができます。

企業の情報収集をしっかり行う転職先の情報収集は、できる限り入念に行っておくと安心です。情報収集の方法には、以下のものがあります。

・求人票
・企業のホームページ
・企業や働いている人のSNS
・SNSでその業界や社内の人とつながる
・見える現場ならその場所に行ってみる(お店や施設など)
・口コミサイト
・企業説明会
・選考面接時

ただし、ネットの情報はネガティブな情報が拡散されやすいため、すべてを鵜呑みにしてはいけません。転職先情報の良い面・悪い面どちらも客観視した上で検討しましょう。

転職エージェントを活用して的確なアドバイスを受ける

いくら「転職に失敗しないように」と思って転職活動をしても、1人では限界があり、転職に失敗してしまうことがあります。

そのため、自分や転職先を客観的に見てアドバイスしてくれる存在に頼ることも一つの手です。転職エージェントは、これまで数々の転職活動を成功させてきたプロ。

ハローワークなどでも仕事紹介や簡単な転職アドバイスを受けることはできますが、転職エージェントを活用すれば各業界・業種を知り尽くしたプロから、転職に関する的確なアドバイスを直接もらうことができます。

「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」といった大手転職エージェントサービスもおすすめですが、ぜひ我々が展開している転職支援サービス「Miractive(ミラクティブ)」をここで紹介させてください。

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転職エージェントを活用することで、自分の希望に沿った転職先を見つけられる可能性を一気にアップさせることができます。

転職で失敗しないためにも、ぜひ転職エージェントに相談してみてください。

まとめ

本記事では、転職が失敗する原因や成功させるコツを紹介しました。転職が失敗する原因には、共通点があります。

失敗する可能性を少しでも減らし、成功する確率を上げるためにも、今回の内容を参考にしてみてください。

ただし、自分1人で転職を成功させるのが難しいことも事実です。悩んだときには、「転職のプロ」である転職エージェントに相談してみましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!参考になったという方は、スキや拡散をしてくれると嬉しいです!


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