個体が5年半向き合い続けたもの
私とは何か。何ができて何ができないのか。
何が好きで何が得意で、何が嫌いで何が苦手なのか。
たどり着いた答えは、「私の5年半は、仕事なしには語れない」ということだった。
仕事が特別好きか、というとそうではない。ただ、求められることは嬉しかった。だからがむしゃらに走った。毎日毎日、ひたすら来たボールを打ち返す。帰った頃にはへろへろになっていて、何も考えられず寝る。起きる。出社。ボールをひたすら打ち返す。帰る。寝る。
文字通り、こんな生活だった。もちろんそれ以外のこともや