義母に会うと異常に疲れる理由を考えてみた。

夫の母、つまり義理の母に会うと、異常に疲れる。
義母に会った後は、平日に8時間働いた後よりも疲れている。
義母が嫌い、というわけではない。
世のなかのお姑さんのなかでは、嫁的にかなりラッキーと思うレベルの人だと思う。
取り分けて気を遣うということもない。
おうちにお邪魔して、お茶なんかをいただいても、最初の方は皿洗いを申し出ていたと思うが、最近は全く何もやっていない。
(後日、職場などで、「うちの息子のお嫁さん、うちに来ても何もしなくって」と言われている可能性もなくはないが。)
それなのになぜ私はこんなに気疲れしてしまうのか考えてみた。

先日、義母に会ったときのことを思い出してみると、一番嫌だったのは、「あんなののどこがいいの?」と言われたことだ。
「あんなの」とはつまり私の夫のことである。
先日に限らず、いま改めて振り返ってみると、義母に会う度にこの手の発言があるように思う。
(なお、ダントツで一番嫌なのは、「いつか子どもができたときに~」なのだが、先日はこの発言はなかったのでよかった。これについてはまあ、曖昧に受け流すしかない。)

この発言になぜ嫌な思いをするのか、ということを考えてみるに、「夫はこんなにいい人なのに、なんでそんなことを言うの!」と思ってしまうからだ。
私の実母も夫に会うと、「(筆者が)家事できなくてごめんね~」というようなことを夫に言う。
しかし、これについては、家事ができないというのは紛れもない事実であり、そして、家事能力に対しての否定であるため、義母の発言とはニュアンスが違っている。
そして、夫自身も、筆者に対して、「あまり家事をしない。家事能力はまだまだ低い。」と思っているので、私の実母の発言に共感、同意できる。
だから、私が義母に抱くような不快感を感じることはないのだと思う。

私は夫のことを盲目的なほど好きなので、いいところを挙げてみろと言われれば、いくつも挙げることができる。
実際、自分の両親や兄弟相手には、夫にしてもらって嬉しかったことなどをついつい自ら話してしまうのだが、義母相手にはそうもいかない。
全部、惚気話なので。
今度から、夫について「どこがいいの?」と聞かれたときには、具体的なエピソードをまじえて、マジレスしてみせればよいのかもしれない。
他人(しかも、自分の息子)の惚気話など聞きたくないだろうから、以後そんな発言はなくなるだろう。

まあしかし、「とても優しい」と言ってもぴんとこないなんて義母も可哀想ではあるが、私の男に対して勝手に低評価をつけるのはやめていただきたいと思うのである。

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