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自分と同じ色を持つ人は残酷なまでに優しい

人は自分と似た人と居た方が居心地がいい。
知っている色だから目にも精神にも優しい。

自分が自分で居ても阻害されないからだ。

それは優しいようで残酷だと、私は最近思うようになった。

今のままで良い、というのはそれ以上の向上が無いという事だからだ。優しさと勘違いした甘やかしは虐待であり、人のチャンスを奪う、成長を妨げる。

私は優しさと甘やかしを、上手く理解出来ていなかった。

それは自分の自信の無さから来るものでもあった。
私は優しいふりをして、虐待していたのだ。

しかも無自覚に。
だから一番たちが悪い。

日々、余裕を持ち人と向き合ってみると、人との関係性の歪みを把握できるようになった。

というか、私は私で居れさえすればきちんと認識出来る人間なのだ。

しかし極端な恐怖と不安により、インターフェイスが私の思考を上手く脳内に通信させてくれなくなる。
だから、上手に呼吸が出来なくて、脳に酸素も思考も行き渡らない。

それは、間違いなく付き合う相手を間違えている。
自分が本当に必要な居場所を、自分の求めているものを理解していない結果だ。

私がこの状態になることは、二つしかない。
一つは仕事で大きな失敗をすること

そしてもう一つは恋人と上手く行かなくなって、相手はもう私を好きじゃないという温度さを感じた時だ。

私は過去、とてもたやすく簡単に恋人を作っていた。

時間もかけず

あの時は認識していない、恋という心躍る感情だと、綺麗なものだと勘違いをしていたように思う。

綺麗な外見と、自分と同じ色をした、それでいてちょっと変わったところがある人を好む傾向がある。
それは好奇心を刺激され、そして性的衝動が恋だと認識していたのではないだろうか。

そして私は、良い意味でも悪い意味でも純粋だ。

性的衝動が、恋が、愛だと
終わりのない感情だと頑なに信じてやまないのだ。

それは、ドーパミンが分泌され、とても楽しく、自分の心と相手の心を蝕んでいく。

終わりがあるのに。

ただの恋が日常になれば、ドーパミンの分泌量が減り
この人ではなかったのだと、私には必要のない存在だったのだと

残酷に感情が消えていく。

そう、早急に関係構築をしたり、体から入った関係はその危険性を帯びている。

ということをやっと気づいたんですよね。
いや、恋したい人はそういう関係構築が楽しいし、是非ね、是非変わらずやっていってほしいんですけど。

私別に刺激欲しいわけじゃないんすよ。

麻薬なんていらないんですね。

でも、そういうものが恋から愛に代わるのかなって
ずっと宗教の信者のように、同じゾーンに居る人を、同じ色を持つ人と関係を構築していたんです。

私ってめちゃくちゃ頭悪いね。知っていたけど。

だから貴女は顔とセックスは良いけど、それ以外で貴女と居る必要性は感じないって言われるんだな。
一番嬉しい悪口ありがとうね!!!!!!くそが!!!!

ということで、私は不安にならない相手を探し、その人と長い時間を共に過ごし、関係構築をすれば自分の欲している未来を得られる。

自分の未熟さと向き合い、対策を考えることで解決策を見出すことができたのだ。

なぜ、私がそう思ったのか。

もちろん一人では不可能な思考である。バカだからね!

私は頭で考えて答えを生み出せるタイプではないので、経験をすることで理解することが出来た。

私は今、自分とは生きてきた世界も、思考も、真逆な人と出会い
そして、その人と関係構築をしたいと思い、向き合っている。
その存在により、今の思考が生まれたのだ。

その人は自己肯定感って何の話?という人だし
私はモテるし、頭が良いって自分で言うような陽キャだ。

あざといからめちゃくちゃに怖い。
正直な話、2回目会うことは無いだろうなと思っていたのに。

人との縁はよくわからないものだ。

でも自称するだけのことはある。とても頭が良い。
思慮深いし、あざといのに誠実である。
いつも心の中で拍手してる。あざとい!すごいね!って
こりゃあ人たらしだ!!!天才!!って
そして一番尊敬してるところは常にご機嫌である。というところである。
いつもニコニコしてる。なんでも楽しもうとしている。
言葉が悪いが、一言で言うなら「良い女」だ。

その子の生き方はリスクヘッジをしているということでもあると思う。

頭が良いからそういう生き方をしているのか、シンプルに人が良いのか。

もしくはサイコパスか。

悪いところが見当たらないので、正直サイコパスじゃないと割に合わない。

恋愛関係に発展する可能性は分からないけど
分からなくても良くて、ならなくても良くて

なることがあって、その先にお別れがあっても良いや。と思っている。
今、私はこの子と同じ時間を共有し、他愛も無い話で笑い合うことだけで十分に私の中で価値があるものだ。

絶対に後悔しないだろう、と思えたからである。

こういう関係構築を提案してくれたのはその子だ。

より関係を深めたいと思うが、別に口説く必要もないし
身体的距離を縮める必要はなくて

お互いの時間をお互いが素直に楽しむ、それだけでいいんじゃないかな。

特別なことでその人の愛情が得られるなら、その先も特別なことをしないと愛情が得られない。
それは本質の自分を愛して貰えないことになる。

私が欲しいのは、装備を外していい環境だ。

ならば、その子の前で私は私であればいい。

その上で違うのであれば、仕方のないことだ。

でも、今まで生きていて一番穏やかで幸せな気持ちで日々を過ごせているのでとても面白いものだなぁと感じている。
もちろん、良い友人に恵まれているからもある。

なんだったらその子の事を日々考えることはそこまでなくて
連絡頻度だって高いわけではない。
でも、私は何も不安ではない。

人としてとても信用出来ているところに尽きると思う。

知らない色は怖いし明るすぎるけど

でも、それは人生を豊かにしてくれるんだなぁ。

沢山の学びがある。
私は自分だけでは得ることが出来ない学びを、丁寧に自分の子供時代のお宝ボックスに入れて、大切に扱うことにしたのだ。

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