転職失敗しました

転職活動が一段落したとまとめの記事を書いたところでしたが、実はその会社は試用期間中に辞めました!
そういうわけで8月は人生初めての無職期間でした
初旬は職探しとばあちゃんのお葬式、お盆前には旅行、下旬にはバイトと、意外とたくさんのことをやれたと思います。ただの休みだったら確実にぐうたらして終わるから(それはそれで大事なこともあるけどね)、自分にしてはよくやったと思う。

以降、辞めた経緯~今後の展望などを自分の振り返りがてら書いていたら4千字超になってしまいました。
目次からご興味のある部分だけでもぼちぼちお読みいただけたら嬉しいです。

〈どんな会社で働いていたのか〉

10人規模の小さい会計事務所です。
経理業務は未経験、無資格でしたが、面接で腹を割って話すことができ、その場で採用していただいたため、これってポテンシャル採用ってやつ?と受け取って働き始めることにしました。
5月の間はアルバイトとして時給で働いて、6月から月給制の正社員になり、試用期間が8月いっぱいで終わって9月に本採用される予定でした。

はたから見ていると、よくコミュニケーションの取れているチームに見えましたが、実際は真逆でした。


〈退職理由〉

パワハラです。


〈職場の状況〉

社長(税理士)が毎日、誇張ではなく本当に毎日、誰かしらのことを怒鳴り散らかしてました。私の1年先輩の、20代前半の男性がよく仕事のミスや報連相のミスをしていたので、それで怒鳴られてることがわりと多かったです。
「おいクソ、〇〇やっとけ」「そんなんだったらもうお客様の所行かせねえからな。行けないのでお願いしますって(先輩)に頼んでこいよ」「お前に夏のボーナスは一切支給しない」とか。あげく周りに「なあこれパワハラか?セクハラか?違うだろあいつがやらねえのが悪いんだから!」みたいに言ってハラスメントを認めさせない。
マジの老害。

それから、言葉の揚げ足をとるようにして何度も怒鳴られるのがキツかったです。

・お荷物届いてました→お品物と言え
・アポ済みのお客様いらっしゃいましたので、お通しします→お通ししてもよろしいでしょうかだろ
・〇〇さんは外出中で〇時戻りです→行き先まで言え
👆合理的な根拠抜きで、
「俺はその言い方が気に食わない」から怒鳴られてた

説明しやすいのはこのあたりですかね。こんなことなくても、「可愛げがない」くらいでやんやん言われるし、自分の機嫌が悪ければ睨むし。
そのへんをうまーくやって気に入られた先輩たちは「まあ今日機嫌悪いしねー」くらいでやり過ごしてました。バグってんのか?と内心思ってた。
私はというと、あまりにもそれらの「税理士先生自分ルール」を覚えないので最終的には避けられるようになって、人づてに「先生がこうしろって言ってたので次からお願いしますね」って言われるようになった。

愛嬌は良いほうではなく、バイタリティも強くないが、教えられればなんでもそつなくこなすタイプの私は、きっと社長にとっていけすかない部類の生き物だったんだと思います。2人で社用車で外出したときに必ず国税庁時代の話を延々とされたのも、今となっては全力のマウンティングだったように思える。


〈退職を決めるまで〉

この職場おかしいわ…キツ…と思いつつも、先輩方はみんないい人たちでよく面倒を見ていただいているし、仕事自体は楽しかったので、勉強しながらキャパ増やしてこ〜と思っていた。

ある日、社長にコールバックを依頼しなければならなくなった。メモを書いて社長のデスクへ向かい、内容を伝えるも、揚げ足を取られ怒鳴られガン詰めされた。
教育係の先輩も飛んできてフォローしてくれたが、こんなにコミュニケーションをぶっ壊してくる相手は初めてで、恐怖と混乱と悔しさで1時間泣いた。

以降、来客や電話のことを社長に伝言しなければならないシチュエーションがどうしても恐ろしくて緊張して、手の震え・動悸・過呼吸が出るようになった。
さらに追い打ちをかけたのは、正社員登用の面談の場で、取締役に「あなたより1か月後に入社した子のほうが現状評価が高いの。朝早く来るとか、おやつの分配とお茶出しとか、インターホンにすぐ出るとか、どうやったらもっと頑張ってるように見えるのか考えて」と言われたことだ。

それ、「社長に気に入られないと正社員になれないよ」ってだけのことじゃん!!!
ちなみに私は入社以降毎日清掃とお茶出しのために始業20〜25分前に出勤していたし、鳴ったインターホンほぼすべてに出ていた。

その日の面談のことと、職場環境のことをパートナーに相談した。
「いや、辞めようその会社。辞めなよ。そのジジイおかしいもん。試用期間っていうのは雇用主と労働者双方にとってのお試し期間なんだから早いほうがいいよ。やっぱハローワークはダメだな。一旦辞めてとりあえずツナギで時給良いバイトでも派遣でもやったらいいよ」
ハローワーク(を利用して転職した私)を否定するみたいな言い方やだな…と思った部分は正直あったが、第三者目線で「おかしい」と言ってもらえたのは安心した。前述のように、職場の人間たちがなぜか日々平然と仕事をしているので、どこかで「馴染めない私がおかしいんだろうか」と思い始めていたからだ。

ある月曜日、私は初めて会社を欠勤した。週末に精神科の定期通院の予約をしていたのだが、それを早めてもらい、現在の体調のことを相談しに行った。
「ストレス反応はね、自律神経が起こしてるからどうしようもないんだよね、何をストレスに感じるかも人それぞれだし。支障出ちゃってるようだから、頓服のお薬も出すけど、方向転換は早いほうがいいんじゃないかなあ。きみが60歳ならもうちょっと我慢したらって言うかもしれないけど、まだ若いんだしさ」と主治医の先生は話してくれた。

もう少し我慢して続けることで得られるものもあるのではないか、という迷いが無いこともなかった。でも前職の頃にうつ状態になってから心身のバランスを崩しやすいのは確かだ。今回もお薬増やされちゃったし。
そして、何よりあんなクソ老害に気に入られないことにはまともな仕事やそれに見合った待遇が得られないなんてこの上なくバカバカしいな、という結論に至った。

その日の夜に退職届を書き上げた。
余談ですが、うだうだ悩んでいたこの時期に、水野しずさんのこのツイート(もとはインスタストーリー)を目にしてかなり元気をもらいました。パワハラクソ社長と私そのものなんだもん。
https://twitter.com/320_42/status/1552241498241961988


〈退職した日のこと〉

翌日、タイミングを伺って伺って伺いに伺って、チーフに相談のうえ社長に退職届を出した。動悸と頭痛で倒れそうだった。
社長は「わかりました」と驚くほどあっさりとしたリアクションをした。直後、事務所に「(私)さん今日で退職になったから、退職手続きよろしく」とだけ声をかけていた。

事務所の皆さんのことはたいそう驚かせてしまったと思う。なので社長が退出したのを見計らい、その場で一言お詫びをしたいと思った。
私が口を開くや社長が戻ってきて、「おい、それは俺が許してない、皆さんの仕事の手を止めるな、片付けが終わり次第早く帰って」のようなことを宣った。
内心(昼前に帰れるうえにもうここ来なくていいんだ〜!やった〜〜!!!!)と思いつつ、「はい」とだけ答えて粛々と片付けと書類記入を進めた。
退職関連書類の私の名前の漢字表記が一部間違えられていたが、早く帰りたかったので指摘しないでおいた。

一般的な退職の流れと照らすとなかなかにめちゃくちゃだと思うのだが、私ももういちいち突っ込むのが面倒くさい。とにかく上記がこの日の一部始終です。

〈退職後のこと〉

とりあえず、母の仕事の休みを見計らって報告しとかないとな…と思っていた矢先、祖母の訃報が飛び込み、その件で母に電話をしたタイミングで無職になったことを報告することになってしまった。ワハハ。
しかし無職だったおかげで、孫なりにできる範囲の葬儀の手伝いをいろいろやれたので、それは結果的に良かったと思う。

落ち込む瞬間も多少ありながらも、ゆっくり寝て遊んで、気持ちを整理しながら過ごせたので、体調は良好になった。そもそもストレス反応だったので当たり前っちゃ当たり前ですね。

今はジム通いも再開し、タイミーでバイトもしつつ、9月からの新しい仕事に向けて心身を整えています!
今回初めてタイミーというものを知って使ってみたんですが、私のニーズにぴったりだしかなり使いやすいです。これはそのうちまた別の記事に書こうかな。

〈総括と、これからのこと〉

今回の経験があって、自分の望む働き方の軸がまだまだはっきりしていなかったなということがよく分かりました。

・年収300〜400万円を目指したい
・土日祝休み、日勤
・残業したくない
・ストレスなく働きたい
・これまでとは違う業種にチャレンジしたい
・正社員のレールからは外れたくない

とか希望条件は多かったものの、それらが相対するものだったり、優先順位が全然つけられてなかったりした。

パワハラの有無は入社してみないと明らかにならず仕方なかった部分もあります。

通常、会社のクチコミがGoogleとか各種転職情報サイトで見れるものですが、この会社はまったくヒットしなかったです(零細企業だからなのか、保身のために情報が載らないよう操作しているのかは今となっては分かりません)。

それを差し引いても、軸が定まらず焦りもある状態で、内定がもらえたからとよく知りもしない会社にすぐ入社を決めてしまったため、自分としては今回の転職は失敗だった、と捉えています。

今回の経験を無駄にしないために、これからは自分にとってベストな働き方を模索したいと思います。
今回のことを精神科の先生に相談したことで、自分にとってのストレス因子が何なのか徐々に把握できてきました。また、退職直前に派遣会社に登録しておいたので、これまでのスキルを活かせて無理せず働けそうな9月からの仕事をすぐに紹介していただけました。
現在パートナーと婚約しており、ゆくゆくは同居する計画ですが、彼の転勤がいつどこに決まるか予測できないので、時給制の派遣社員として働く(余裕があるときはタイミーでお小遣いを稼ぐ)のは現状ベストなスタイルだと思っています。

引き続き自分と向き合い、今後のライフイベントについてパートナーと話し合い、情報収集をしつつレベルアップしたいです!

ここまでお読みいただきありがとうございました🫶
おしまいです。

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