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仕事覚えてもらえない問題、その後

先日の記事に、新人さんが仕事を覚えてくれず苦労した下期だったという話を書きましたが、この件はまさかの当人の突然の(ほぼバックレのようなかたちでの)退職によって終結しました。
まだ尻ぬぐい的残務はやり続けなきゃいけなさそうなんですが、これ以上しょうもない問題が発生しなくなる、対策もしなくてよくなる…!と思って心底ほっとしています。🤫

いない人のことをそんなふうに言うべきではないんだろうけど、それくらい困っていた。ありとあらゆるケアレスミスが起こりまくって、私たちも手が止まっちゃって大変だったし、成果物を確認する上司とか他の課の社員さんにまで明らかに迷惑がかかっていた。
業務のメインになる書類作成や一次申請の作業に支障が出ていたから、ちょっとここからは離れてもらって、書類の分別、格納、郵送とかだけをお願いしましょう、と体制を変えても相当ミスが起こっていた。あやうく別の業者さんに書類を送っちゃうところだったとか、送付物の不足で連絡が来たという話を社員さんから何度か聞いたし、今私がやっている尻ぬぐい的残務っていうのは、この時期の対応もれをやっつけたり、どこにしまったか分からなくなった書類を探すというもの。ものを探す時間って、ほんと無駄よね。。。

その同僚Aさんが退職したのが数日前のこと。
突然欠勤したと思ったら、その翌日に課長が「Aさんは昨日付けで退職になりました」と言っていた。
あ、なんかあったっスね…😌と思ったので、詳しい話を聞いたりはしなかったが、驚きのあとにちょっと安堵のような空気も広がった感じがした。課内の社員さんたちも、「成果物の精度が低すぎて毎日同じようなことフィードバックしまくってる…」「頼んだルーティンを全然継続してくれない…」と困っていて、雰囲気が悪くなりつつあったからだ。

Aさんが辞めた翌日、同期入社の同僚Bさんからこんな話を聞いた。

  • Aさんが辞める少し前、一方的に自分の話をしまくってきたときがあった(Bさんは業務の進め方の認識合わせをしたくてAさんに時間を作ってもらったのに)

  • 「こんなにミスが多くて私、いつクビになってもおかしくないですね、でも私は精神疾患があって今の仕事けっこう限界なんです」ということと、その病気について詳細に・矢継ぎ早に話し続けたので超困った

  • なんとか話を一旦止めさせて、「じゃあ職場を変えるのが一番なんじゃない…?」と伝えたのに、「でもこの病気のつらさはBさんにはわかりませんよ、」からの自分語りがやまなくて、本来Bさんがしたかった話は全然できなかった(➡直後にAさんは退職した)

  • Aさんが辞めた日、派遣会社の営業Nさんから電話が来た。聞くとAさんはNさんにも同様の話をして辞めたそうで、そのやり取りの中でAさんとBさんのいきさつを知って、心配して連絡をくれたそう

近くに人がいないことを確認して、Bさんが教えてくれた話は、かいつまむとこう。

最後にBさんが「だから結局、ファッション精神疾患?自称精神疾患?っていうか、、もしかしたらちゃんと診断されてるのかもしれないですけど、病気を言い訳に仕事やらなかったみたいな感じで、、、、」と言ったので、あ、やっぱりそういう解釈ですよね、、と安堵のような失望のような、変な気分になって、なんかとりあえずお互い苦笑いをした。

本人の言う「精神疾患」の真偽はわからないが、AさんにはAさんなりのしんどさがあったのだと思う。でもだからって、つらいんです!できないんです!わからないでしょ!?とかやるんじゃあ、立派な繊細ヤクザじゃないですか……。

※Aさんは精神疾患の病名をBさんに伝えていたようですが、正式な診断なのかは不明なためここでは伏せています。

これは余談なんですが、Bさんはまあまあ奇行が多い(「副業の用事があるので」と断って会社を連休したりとか)。それで私が割を食ってきたことも何度かあるから、あまり深入りせずにいたのだが、今回のことに関しては心底同情した。仕事の話をしたかった相手がとんだモンスターだったなんてね。

もっとこうすればよかった、こうしてほしかった、というほど深い意見とか感想はない。だけどまだ少しもやもやしている。歩み寄るための道筋を乱暴に絶つみたいなコミュニケーションを取られたことがショックだったのかもしれない。身の回りに繊細ヤクザが現れること、あるんだなあ……という驚きもある。架空の生き物だと思ってたから。

この職場はHR周りがかなりガタガタで、責任者だいぶセンス無いんだろうなとは思いつつも、私はもう少し働き続けるつもり。今後はこういうミスマッチな採用で不幸になる人(採用される人も、既存の人たちも)が少ないといいなあと願うばかりです。



お読みいただき、ありがとうございました😌🫶

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