見出し画像

読書メモ|USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

ひとり親の私にとって読書は贅沢品。それでも読みたい本がたくさんある。細切れの時間で何とか読了した後、おぼえがきとしてメモ。

消費者を選ぶ


「私は成功のカギというものはわからないが、失敗のカギは知っている。それは全ての人を喜ばせようとすることだ。ビル・コスビー(アメリカのコメディアン)」

消費者インサイトを見つける

2010年のクリスマスイベントでは「子供と本気で楽しめるクリスマスはあと何回もない」という親の切ないインサイトをついたコミュニケーションで、前年の倍の集客を実現した。パーク内のプロダクトは全て前年と同じ。
「あなたのまだあどけなくてかわいい娘はすぐに大きくなって、クリスマスなんてあなたと一緒に過ごしたがらなくなります。すぐにクリスマスイブは帰ってこなくなって、ホテルで彼氏と過ごすようになりますよ。だってお母さん、あなたも身に覚えがあるでしょう」という消費者インサイトをそのまま露骨に表現するとさすがに世の中に非難されますから次のようなコピーに変換して、切ないパパ目線のナレーションで語りました。
「いつか君が大きくなってクリスマスの魔法が解けてしまうまでに、あと何回こんなクリスマスが過ごせるかな・・・」

精神的にタフな人はマーケターに向いている

役にたたないプライドは捨てて、プロとしての本物のプライドに置き換えるには「貪欲さ」と「打たれ強さ」がどうしても必要になるのです。打たれ強さは慣れの問題ですが、貪欲さはその人の意識の問題です。妙なプライドが邪魔するのか、よくわからない「私らしさ」の殻に閉じこもっているのか、否定されることを恐れ、変わることを拒否して、ずーっと成長しない人が少なからずいます。ある程度勉強もできた上で、それ以外の経験も豊かに積んできた人が社会人になって成功している。

うどん屋の大将の年収は決まっている

市場構造が一定であるならば、その市場にいる人の収入もある一定の幅で決まってしまう。

玉数を知った上で、必ず好きな台に座ること

「好き」な仕事でなければ成功することは難しい。「好きなこと」でなければ辛さに耐えて努力し続けるのは無理です。結果が出せるようになるまで努力を重ねて、へこたれずにその台で頑張り続けられなければ、どんな台を選ぼうが「失敗の玉数」しか出ないのです。成功の玉数はずっと少ないですから、覚悟を決めて好きな台に座ることです。

強みを伸ばして成功する

強みを伸ばしていけば、自信も付くし結果も出やすくなります。結果が出ていれば多少の弱点など問題にはなりにくいのです。
しかし、「克服すれば自分の強みを大きく活かせる弱点」は積極的に克服すべきです。
嫌いな仕事は丸投げして好きな仕事に集中していたせいで、成果が出せずにいた著者に、上司が説得します「森岡、お前はどうなりたい?強い戦略だけ作ってもこのまま結果が出せないにんげんで終わりたいか?戦術の詰めはお前の強みではないけれど、もし大きな結果が出せる人間になりたいと本気で思うのであれば、きっとできるようになる強い戦略的思考を活かせるようになりたいとは思わないのか?」なりたい自分になるためにどうしても必要な弱点克服であれば、弱点にまつわる精神的コストを情熱が超越してゆくものです。

なかなか変われないのはなぜか

「変われない自分にがっかりしてしまうせい」です。マインドセットは一瞬で変われますが、skill(技術)やbehavior(行動)はそうはいきません。最初は期待通りの行動がとれなくても、何度も何度も繰り返し、矯正して慣れてゆくための時間がどうしても必要になります。
本当に変わりたいのであれば、すぐには変われないことを最初から折込んで覚悟を決めることです。

自分の強みを知るにはどうするか?

自分の強み探しにおいて大事なのは、他人との比較ではない。何十年も生きてきたら、その人の強みは必ず好きなことの中に埋まっています




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?