ミラ

3人子持ち主婦です! ●受賞歴● 魔法のiらんど大賞2022 漫画原作特別賞✨ エブリ…

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3人子持ち主婦です! ●受賞歴● 魔法のiらんど大賞2022 漫画原作特別賞✨ エブリスタ小説大賞2022(集英社合同マンガ原作賞)優秀作品✨

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ワケあって、ゲイ婚~デブ、ヒゲ、ノッポで一妻多夫⁈~第一話

〈本文〉 〈〉→ナレーション ()→心の声 ■6畳一間の文化住宅・玄関・夜 父の怒鳴り声。 父「広子!俺が来たらどうするかわかってんだろ?!」 老け込んだ父。薄ら禿げ。 細身の父の右手が広子の頭を押さえつける。 肥えた広子の荒い息。 むっちりな頬肉が震える。 広子〈これは、私がこの怪物から逃げ切って〉 上着ポケットに突っ込んだ父の左手。 ポケットの中からカチカチとカッターの刃を出し入れする音。 豊満な肥満ボディの広子は震え、肩で息をする。 父、にやりと笑う。

    • コンテストへの向き合い方、変えた

      今まで小説コンテストと見て、できそう!と思ったら片っ端から応募してきたのですが。今年の頭からやり方を変えました。 自分の向いてるジャンルを見つけたいと思って。手当たり次第は止めました。 自分が好きなジャンル 自分が書きたいジャンル 自分がすらすら書けるジャンル 需要があるジャンル ここの「重なり」を見つけたいと思っていたんです。 私は、読むなら圧倒的に漫画。 しかもジャンプ系か青年誌系、ホラー、お仕事系。 この時点で私は大事なことに気づかなくちゃいけなかった。

      • 百合女子の品格 第三話

        ■ショッピングモール・フードコート・昼 テイクアウトコーヒーカップを握り締めて俯く璃々。両肩を持ち上げる隆太。 隆太「別に、養子だからって不便ないよ?良い家にもらわれたと思ってる。 父さんデキ男で金持ち。母さん身体弱いけど、可愛いし?」 璃々「それ達也君の真似。可愛いって言っとけばいいと思って」 隆太「バレた?」 璃々「でも嬉しい。お小遣いあげちゃう」 隆太「母さんってチョロ過ぎ」 璃々のスマホがポンと鳴る。スマホに飛びつく。 璃々「あ、真純さんだ!」 隆太「出た、真

        • 百合女子の品格 第二話

          ■レストラン前・昼 真純の前に現れた、璃々。甘いワンピースに甘い璃々の笑顔。 璃々「真純さんですか?璃々です!」 真純、ゴクリと喉を鳴らす。 真純「初めまして璃々さん」 真純(かっわ……想像よりさらに上行く可愛い……小柄で愛らしい声、しかもペチャパイだ!やっばい大好き触りたい……死ぬほど可愛い……ダメダメ、私のこういうところがすごくダメ!) 真純、抱きしめたい気持ちを抑えてムズムズ唇を噛みしめる。 璃々「真純さんがすっごく綺麗なお姉さんでびっくりしちゃいました!」

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        ワケあって、ゲイ婚~デブ、ヒゲ、ノッポで一妻多夫⁈~第一話

          百合女子の品格~13年の両片思い~第一話

          真純〈私は百合女子。女性のことが好きな、女性。レズって言い方が一般的かもしれないけれど、私は百合の方が好き。 だって、綺麗だから〉 ■華やかなレストラン・昼 伊地真澄(33)高身長、胸も尻も大きい綺麗系。 内海璃々(29)低身長、胸も尻も小さい可愛い系。 二人はテーブルを挟んで談笑。 ガラス張りの店内に輝かしい光が注ぐ。 真純(目の前で花のように笑いかけてくれる彼女。璃々さんに恋して3年) 璃々が微笑む。 真純〈魅力的な璃々さんには夫と子どもがいて、幸せな家族があ

          百合女子の品格~13年の両片思い~第一話

          私の監視系ストーカー 第三話

          ■胡桃の部屋・朝 胡桃が部屋の真ん中で頭を抱えている。 胡桃「ヤバい!どうしよう!家の鍵がない!」 胡桃は部屋中を探し回り、時計を確認。バイト出勤時刻まであと15分だ。 胡桃(ああ、マジでやばい。予備の鍵ない、ましてや鍵をかけないまま出勤なんてありえない) 胡桃はベッドの下をのぞき込む。 胡桃(鍵をかけないまま出勤なんてしたら、帰ってきた時に何人ストーカーが家でおかえりなさいしているかわからない!) 胡桃はゴミ箱をひっくり返す。 胡桃(でも、バイト欠席もだめ。

          私の監視系ストーカー 第三話

          私の監視系ストーカー 第二話

          ■ケーキ屋・夕方 ケーキ屋のドアがカランと開いて、サングラスの九条が来店。 笑顔を張り付けたレジ係の胡桃。 胡桃(はい、来たぁー!来ると思ってたぁ!ストーカーしてる女に別の男からの告白案件、はい、地雷確実!) 胡桃「いらっしゃいませ」 九条「さっきの男の告白、どうするつもり?」 胡桃(だよね!そうくるよね、知ってた!) 胡桃は営業スマイルを貼りつける。 胡桃「検討中です」 九条「そっか。良い奴だといいね」 胡桃「へ?」 胡桃の間抜けな顔。 胡桃、つい九条のサングラス

          私の監視系ストーカー 第二話

          私の監視系ストーカー~どうして私を欲しがらないの?~第一話

          ■冬の公園・夜 ベンチに前髪で目の隠れた男・九条が、寝転んでいる。 九条・20代後半、高身長、目元が隠れていても顔半分でわかるほどのイケメン。 九条〈12月31日は人生で一番、虚無の日〉 ベンチに寝転んで酒を煽る九条が空を見上げる。 雪がちらちら降る。 ぶ厚い前髪の奥。 九条の目には涙が浮かぶ。 九条(僕も、死んじゃお……) 九条は缶ビールを煽る。 雪がちらつく中、九条が酔って眠る。 ベンチで眠る九条を、左頬に青あざをつけた女性・胡桃が見下ろす。 胡桃、20代前半女

          私の監視系ストーカー~どうして私を欲しがらないの?~第一話

          ワケあって、ゲイ婚 第三話

          ■病院・個室・昼 広子、優太、カイトが 優太の祖母、清子を訪ねる。 ベッドの上に座る清子。 優太が琥珀糖を清子に贈る。 優太「おばあちゃん、お土産どうぞ!」 清子「ありがとう、優太ちゃん。わざわざ作ってきてくれたのかい?」 優太「うん!おばあちゃん好きでしょ?」 広子が涎を垂らす。 カイトが広子の後頭部をブッ叩く。 カイト「物欲しそうな顔しないでよ恥ずかしい」 広子「琥珀糖、食べられる宝石……!」 清子「広子さん、一緒に食べましょう」 広子「ぜひ!」 広子が清子と並ん

          ワケあって、ゲイ婚 第三話

          ワケあって、ゲイ婚 第二話

          ■バー「彩り」 カウンターの中にママ。 カウンターに優太、カイト、広子の三人が並んで座る。 カイト「結婚した経緯はわかった。優太が母親からの圧に苦しんでたのは知ってたからね……僕、実際何にも手を打ててなかった」 カイト、カクテルのコップを両手で握る。 優太が両眉を下げる。 優太「カイト、ごめ」 カイト「謝らないでよ。優太を守れなかった僕が悪い。こっちこそ寂しい想いさせた」 カイトが片眉を高く上げ、優太の頭をぽんと撫でる。 優太、涙目で鼻をすする。 広子、ドーナツもぐ

          ワケあって、ゲイ婚 第二話