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今こそ人間力が問われるとき

SNSを開くと、トイレットペーパーがない!!という投稿を今日は沢山見かけた。

主人はドラッグストア勤務なのだけれど、今回のマスクもそうだし、殺菌力の高いアイテムや消毒タイプのウェットティッシュの対応に毎日追われている。そこに加えてトイレットペーパーなどの紙製品が今度は店頭から無くなりつつある。

ちなみに、トイレットペーパーがなくなるというのは、もともとはデマだったらしい。このデマのせいで、どれだけのエネルギーが消費されているのかを考えてみて欲しいのだ。

ただでさえ、品切れの対応に追われる従業員の負担が増えるのはもちろん、過剰な発注に応えるために、企業は従業員を減らすどころか、増員せざるを得なくなる。また、トイレットペーパーというのは、コンパクトではないが故、納品時も場所を取る。トラックだって一台で済むはずが、二台必要になったり、一店舗ごとの荷下ろしの時間だって長くなる。トラックが増えるということは、従業員が必要なだけでなく、ガソリンだって必要になるし、これ以上増えると渋滞だって起こりうる。小中高の学生が休校要請で働けない親だっている時に、人不足を促してしまうこの事態が、私は単純に悲しい。休める人をできるだけ作るのが、得策なのではないかって思うから。

マスクだって、トイレットペーパーだって、自分だけが確保できていればいいのだろうか?なくなった時、必要な人にシェアし合えるコミュニティが、こういう時こそ必要だと思う。そんなの綺麗ごとだよ、と、思われるかもしれないけれど、私の周りには、そういう優しい心を持った大人がちゃんといてくれる。不安に流される大人ではなく、安心を持てる大人でありたい。なぜなら、今は子供たちが家にいる時間がどうしたって長くなる。自分だけを守ろうとする大人と、みんなで助け合いながら乗り越えようとする大人の姿、子供たちにはどちらを見せていくべきだろう?

必要な人が必要な分だけ買えるように思いやる心、そして、こうしたイレギュラーな時は、思いやれるコミュニティがある「安心」を見せていくことで、子供たちの仲間と過ごせるはずだったはずの失った青春時間を、大人が無駄にしないで欲しいと心から思う。

少しでも早く、いつもの日常がもどりますように。

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