見出し画像

紙の可能性をみんなで見つける3日間(後編)


「紙とはもともと無目的な存在であり、作り手やお客様ひとりひとりがその価値や魅力をつくっていくもの。」

紙という存在ひとつとっても、自分が今まで使ってきた使い道や考えられる範囲の中での活用方法はほんのわずかでしかありません。

そんな紙の可能性をみんなで見つける3日間と題したイベント「紙の遊園地」を11/26-28にて初開催。



こんにちは!
中庄株式会社/未来をつくる部の刑部渉(ぎょうぶわたる)です。

前回に引き続き今回は「紙の遊園地」イベントの後半戦、ワークショップについてをつらつらと書いていこうと思います。

ドラムかん危機一髪

食堂テラスに無数のドラムかんアート出現!

ドラムかんアーティストであるくわナよしゆきさんによるドラムかんの様々な作品。ドラムかんに棒を刺して自分達の作ったロケットを飛ばす黒髭危機一髪のドラムかんバージョンやドラムかんの上で戦うとんとん相撲。中に入って遊べるドラムかんや顔はめできるドラムかんなど子どもも大人も見ているだけでワクワクするような作品ばかりでした。

ドラムかん危機一髪のロケットを制作。
とんとん相撲の力士を制作。

屋外で行ったドラムかんワークショップは、3日間連続でお天気にも恵まれて多くの子どもたちが暗くなるまで遊ぶ事ができました。ドラムかんに触れる事なんてほとんどないので、みんなおおしゃはぎでした。



巨大ダンボールカーを作ろう!


左からアスカルデザインプロダクツ舘野社長、息子さん(お手伝いありがとう!)、
アトリエヤマダ代表山田さん、スタッフ福田さん。

今回のイベントで唯一ご参加いただいた企業「アスカルデザインプロダクツ」さんの事務所内にある工房スペース「MADE  IN 日本橋」に巨大ダンボールカー(アトリエヤマダ制作)を配置。紙や工房内で出た端材などを貼り付けて3日間でオリジナルの巨大ダンボールカーを作ろうといったワークショップでした。

巨大ダンボールカーの運転席。

いろんなものを貼り付けるだけでなく、中に入って遊ぶこともできました。いつのまにか運転席にはハンドルもできてました!

色々な端材を用意したコーナー。

今回ワークショップでの参加も快く受け入れいただいたアスカルデザインプロダクツさんでは、「都心の真ん中で、木を切ったり削ったりできる場所をつくりたい!」というコンセプトのもと、事務所の一角をオープンスペースにして工房やデザインワークに活用できる場所にしています。現在ワークショップの開催なども企画中だそう。詳細、進捗はこちらHPやTwitter、インスタなどでご確認下さい。

アスカルデザインプロダクツWEBページ
http://www.ascal.co.jp


chokipetasu

カタチを目指さない図工室「chokipetasu」。

今年の4月にアトリエヤマダさんと一緒に立ち上げて、そこから毎月開催しているチョキペタス。参加してくれるお客様も徐々に増えて、嬉しいことにリピートしてくれる子どもたちまで…涙。「また来たい!」「まだやりたい!」という声に毎回励まされています。

まず手を動かす事から始めていきます。
徐々に何かが生まれていきます。

子どもたちの創造力無限大で、大人になるにつれてどれだけ色んな事に縛られているのかという事を毎回思い知らされます。チョキペタスでは子どもたちが大人のお手本です。



カラフルだんぼーる迷路

地下会議室に巨大だんぼーる迷路出現!

アトリエヤマダさんによるダンボールで作られた迷路を進みながら好きなように好きな箇所を絵の具でペイントしていくというワークショップ。

カラフルなアクリル絵の具
中に入って好きなようにペイントする子どもたち。

僕自身も参加しましたが、つい何を書こうと思ってしまいました。そんな事お構いなしにありとあらゆるところに絵の具を塗りたくる子どもたち。自分の手や足に塗って遊ぶ子もいました。子どもたちの発想はどこまでも自由です。

中村庄八商店

中庄の社員食堂スペースをショップにしました。

スタンプラリーの最終ポイントであり、あらゆる紙や紙ものの販売を行った中庄オリジナルショップ「中村庄八商店」。今回の紙の遊園地イベントの特典である紙のクリップバイキングを行ったり、スタンプラリー制覇特典のオリジナルノートのお渡しも行いました。

紙のクリップバイキングには巨大クリップも出現!?
特典のノートは製本機を使ってその場でノート制作しました。

ワークショップや展示だけでなく、ミュージアムショップ的な立ち位置として物販コーナーである「中村庄八商店」があることでよりワクワク感に拡がりが見せれたのかなと感じています。


「中庄の会社の空いているスペースを使って何かをしたい!」とTwitterで発信したことがきっかけで始まったプロジェクト「紙の遊園地」。企画構想も含めると約1年間で色々なワクワクをカタチにすることができました。アトリエヤマダさん始め、外部のスタッフの方々、カメラマンさん、アーティストさん等、本当に多くの方に助けられて実現出来たことに感謝いたします。

自分たちだけでやれる事には、どうしても限界があって「自分なんてどうせ何もできない…」って思ってしまいがちだけど、側からみれば気づいていない魅力が沢山あったりもします。

イベントを通して、そんな魅力や新しい発見に色々と気づくことができました。来年、再来年以降も毎月のチョキペタスや年1回のお祭りである紙の遊園地イベントは続けていきますので引き続き宜しくお願いいたします。

少しづつ新たな取り組みにも挑戦しながら、また来年の紙の遊園地イベントで新たなワクワクをカタチにできたらいいなとスタッフ一同考えております。

まず来年第一弾としてはお正月企画を考えていこうと思いますのでお楽しみして下さいませ!!

さてさて、内容盛り沢山だったため前編と後編に分けてお伝えしてきた紙の遊園地レポートもこれにて終了です。今回は第1回目にもかかわらず本当に多くのお客様にご来場いただき、とても嬉しく思います。運営側(特に中庄ですが…。)としてもはじめてのことで至らなかった部分が多々あったかと思います。改めてお詫びいたします。

ではでは、次回もお楽しみに。

【企業・アーティストの皆様】
一緒に企画を考えていきたいアーティストさんや企業さんは常に大募集中です。一緒に楽しみながらワクワクをカタチにしていきましょう!

【百貨店•商業施設、行政催事関係者の皆様】
紙の遊園地、巡回展も可能です。紙のワクワク企画(イベント、商品を通したワクワクづくり)もお気軽にご相談ください。

ショールーム、zoomでのご相談も承ります!
担当:中庄(株)刑部 gyobu@nakasho.com

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?