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不安社会を生きる未来予報-ニューバランサー達の時代

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つくられた不安が広がる社会。コロナウイルスと戦うだけでなく、自分たちの不安とも戦う術をこれから見つけていく未来予報です。
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記事一覧

不安社会革命 |  仕事の不安を「透明性」で解消するニューバランサー達

これからの不安社会からの脱却を「不安社会革命」と名付け、そこで活躍する新人類である "ニューバランサー達"の生態を少しご紹介しましたが、ニューバランサー達に愛されそうな不安社会を生き抜くための最新サービスの紹介から、未来を予報していきます。 今回は「仕事」における不安についてです。 働き方改革が進められ、働く時間の改善や大企業でも複業解禁の動きなど、 人生100年時代に向けて働くことの意味が変わり始めています。 新型コロナウイルス感染症の影響で、急きょ自宅待機のテレワーク

不安社会革命 | ニューバランサー達の「お金」との付き合い方

これからの不安社会からの脱却を「不安社会革命」と名付け、そこで活躍する新人類である "ニューバランサー達"の生態を少しご紹介しましたが、ニューバランサー達に愛されそうな不安社会を生き抜くための最新サービスの紹介から、未来を予報していきます。 第2回目は「お金」における不安に、どのようにニューバランサー達が対峙していくのかということについてです。 「国民生活に関する世論調査(2019年調査)」では、 今後の生活の見通しについて、生活が「良くなっていく」と答えた人が9%に対し

不安社会革命|自分の考え方の癖を積極的に利用するニューバランサー達の未来(「脳科学は人格を変えられるか? / エレーヌ・フォックス」を読んで②)

また今回も「脳科学は人格を変えられるか? / エレーヌ・フォックス」を読んで感じたこと、未来はこんな事になる{かもしれない}という予報をいくつかご紹介したいと思います。 前回の記事は下記より。 認知のバイアス(偏り)とは?エレーヌ氏は書籍の中で、「心の根底にある微妙なクセ・認知バイアス」について解説をしています。 ポジティブなことやネガティブなことへの反応の偏りはごくわずかで、単に被験者に質問をするだけでは計測ができない。そもそもわたしたちは、心の奥で起きているこうした動

不安社会革命 | コミュニケーションの不安と対峙する

前々回はこれからの不安社会からの脱却を「不安社会革命」と名付け、そこで活躍する新人類である "ニューバランサー達"の生態を少しご紹介しましたが、ニューバランサー達に愛されそうな不安社会を生き抜くための最新サービスの紹介から、未来を予報していきます。 第1回目は「コミュニケーション」における不安についてです。 ■コミュニケーション(家族、恋愛、友達、同僚)の不安と対峙する人間の悩みは全て対人関係の悩みだとアドラーが言うように、他者と”無理なく良好な関係”を築く事は難しいと感

不安社会革命|ポジティブ&ネガティブを科学的に捉えるニュバランサー達の未来(「脳科学は人格を変えられるか? / エレーヌ・フォックス」を読んで①)

前回はこれからの不安社会からの脱却を「不安社会革命」と名付け、そこで活躍する新人類のニューバランサー達の生態を少しご紹介しました。 これから不安と共に生きていくと自覚するとともに、積極的に作られた不安には騙されないようにしながらより良く生きていきたいですね。 今回は、不安はどんなメカニズムで起きているのか?を考えます。 そんな事を調べるために「脳科学は人格を変えられるか? / エレーヌ・フォックス」を読んだので、簡単にその解説をしながら、不安を理解していくと共に、未来はこ

不安社会革命へ、ようこそ。 #ニューバランサー の時代

Covid-19の影響により始まった緊急事態宣言が延長されました。 これからも「不安」な社会が続くと思っている人は少なくないでしょう。 しかし、不安は今に始まった事ではなく、いつも私たちとともにありました。 私たちは、今こそずっと続いてきた“不安社会”を脱却する時だと考えます。 “これからの不安社会”とは、不安に積極的に立ち向かう人が 多数派になっていく様を表す言葉です。 立ち向かうべき不安とは何か?それは、社会によって作られる不安です。 テレビ、インターネット、SNSだけで