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自分DX

今朝、野中先生のインタビュー記事を読んだ。
とても大切な細部が積み上がっているような「知」がそこにはあった。

技術革新は個人の行動や価値観に深く根差す暗黙知と、数値や文字で表せる形式知の相互作用で生まれる。2つの知は相互に高め合わないといけないが、計画や評価の繰り返しで革新は起こらない

日本経済新聞 2023.10.8

組織というものは本来、変化に適応できるかどうかが絶えず問われる。

日本経済新聞 2023.10.8

成功の本質とはどんなものか。

「過去の組織、戦略、構造、文化を変える。そして我々はなぜここにいるかを確信できる価値と意味を問い直す。モノマネでは元も子もない。だから私は『考える前に感じろ』と訴えている」

日本経済新聞 2023.10.8

まだまだ紹介したい文章があるが是非、記事にあたってほしい。

最も大切なのは「暗黙知 Tacit Knowledge」であり、それを獲得するには

  • Dive リスクをとって飛び込む

  • Feel 感じる・傾聴する(暗黙知)

  • Dialogue 対話する

  • Change 変わる

ことが必要なのだと思う。

自分が知らないことや苦手としていることを「向いていない」と切り捨てる前に「Dive」してみることが大切なのだと思う。

これまでは「分業」によって人類は進化し、その恩恵を得てきた。やりたく無いことを誰かに任せることができた。それを「成長」と呼んだ。

地方に暮らしていると「誰もやりたく無いこと誰がやるか」という問題に直面することが多い。逃げ出したくなる気持ちも分かる。私は家族や仲間に支えられて何とかやれている。

成長が途切れたエリア(日本もかもしれないが)では「分人」化することによって自分のやれることを増やしていきながら、再び成長するしか無いのだと思う。

自分が向いていないと思っていたことに挑戦すると見えてくる景色がある。そこで素晴らしい出会いをすることがある。

そんな「役割」を提供していくことが「教育」なのかもしれない。

分人化は大変だと思うかもしれないが「自分DX」はそんなに難しくない。自分だけが変われば良いのだから。

自分DX を加速させてくれるのは「生成A.I.」だ。

そして変化した自分が「奏でる対話」を楽しんで欲しい。
まるでそこにいる人たちと音楽を奏でるような対話。
音楽がどんどん美しくなる。

こんな面白い時代に生まれたことに感謝して前に進みたい。


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