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ずっと疑ったことなかったけどまさか鳥だったなんて。

私が住む場所は都会とは言えず、かと言ってド田舎とも言えない、
そうまさに中途半端な田舎。
祖母が住む場所は車で5分ぐらいに海があり、
かと思えば一面田んぼで秋には驚くほどトンボが飛んでいた記憶がある。
そして、うるさいぐらいにカエルやら鈴虫などの鳴き声がしていた。
それが私のイメージするド田舎。

今住む場所もこの時期からクワガタやらカブトムシやらが、
しれ~っといたりする。しかもなかなかのサイズ感。
なのでそれなりの田舎ではある。

数日前にやってきたクワガタ。
一瞬別の生き物に見え、心臓が止まるかと思った。

我が家周辺でも秋になるとうるさいぐらいに鈴虫が鳴く。
それからカエルの鳴き声も・・・

そう何十年と住んでいてずっとカエルが鳴いていると思っていた、
つい最近まで。
それが鳥の鳴き声かもしれないとわかった時には、
にわかには信じられなかった。
だってカエルが鳥ってどないやねん!
って関西人並みに突っ込みたくなるでしょ。

常にずっとカエルのような声で鳴くのではなく、
普段は綺麗な声なのに、時々まさにカエルかのような声になる。
その正体は「イソヒヨドリ」というらしい。

私が見つけたYouTube動画の埋め込みがわからなかったので、
気になる方はイソヒヨドリの鳴き声で探してみてください。
 

で、問題はここから。
私はず~っとカエルだと信じて疑うことがなかったから、
ある日、田舎くだりで鈴虫やなんやの鳴き声について話していた時、
「うちカエル鳴いてるの聞こえるよ」って
自信満々に友達に言ってしまったではないか。
だってそうだと思っていたんだもの、
嘘を言ったわけじゃないのに結果嘘だった。

わざわざ訂正すべきか否か悩ましい、
と思いながらきっと夏が終わっていくのかもしれない。
そしてお互いにカエルの鳴き声がするなどといった話題も、
日々に追われて忘れてしまうだろう、と期待している。


でももしかすると、私が聞いていたイソヒヨドリの鳴き声の中に、
本物のカエルの鳴き声が混じっていた可能性も0ではないだろう。
水辺がなくても梅雨時には水たまりが存在し、近くに畑も公園もある。
土も木もある場所ゆえ、カエルの可能性もあるかもしれない。
そう、それは全くの嘘ではなかったと自分を思わせるナイス案である。
しかしこれから鳴き声を聞くたびに、
これは鳥?カエル?と耳をそばだてることになるんだろうな。


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