閉ざされた世界の「わくわく」

薄暗い所ってわくわくする。

台風が来て雨戸を締め切った部屋のいつもと違う雰囲気。
布団をしまった押し入れの中でじっとしている感覚。

「変わってるよね」と言われることもあるけど、子供の頃から、そういう場所が好きだ。

普段目にしている物を全てシャットアウトされた世界は別世界。
外の誰の影響も受けないということはこういうことかもしれないな。

誰も手を貸してくれない。何も見えない。
かすかに差し込む光だけが唯一の明かり。
不安も感じるけど、そこはまさに自分だけの世界だな、と思う。

視界に入る物を意図的になくして見ることが大切だな。
希望とは暗闇の中に落とし込んだ時に見えてくるのだと、幼い頃の自分に学んだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?