雑穀・高キビとは?

2021年6月7日(月)20:00配信​​​​

こんばんは、
未来食ライフナビゲーター橋ヶ谷風花です。
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雑穀はブレンドして白米に混ぜてもおいしいですが、
​​​​​​1種類だけを白米に混ぜたり、雑穀の個性を活かしておかずを作ると、おいしさの幅が広がり、雑穀をより楽しめます♪

今日は、男性の人気も高い、大粒で弾力のある「高きび」をご紹介します。
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たかきび(タカキビ)とは?

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たかきびは、色がダークレッド、形状がお米くらいの球形の雑穀です。熱帯アフリカ原産の雑穀で、食用にするのはモチ種です。炊きあがりはふっくらした赤茶色になり、キュッキュッとした歯ごたえと弾力があります。見た目がひき肉みたいなので、愛称はミートミレット。

たかきびには、ビタミンB1やナイアシンが多く含まれ、糖質や脂質の代謝を助けます。とくにナイアシンは胃腸管の働きを正常に保ち、皮膚を健康にする働きがあるので、アレルギーの改善にもってこいです。

たかきびは、食物繊維やマグネシウム、鉄分を多く含み、便秘や貧血を防いでキレイな肌を作ってくれます。体にススを残さずエネルギー補給をしてくれるビタミンB1や、抗酸化力を発揮するタンニンも豊富。クリーンボディが手に入ります。

【タカキビの歴史】

タカキビは、アフリカ原産の雑穀ですが、インドを経由して世界に広まりました。日本では別名モロコシとも呼ばれ、英語名はソルガム(sorgum)、中国名は高梁(コウリャン)、韓国ではススと呼ばれています。今でも世界中で栽培されていますが、牛のエサ、飼料としての栽培が主になっています。

韓国では、「タカキビ餅を食べると厄除けになる、丈夫になる」という言い伝えがあり、中国では、タカキビは北部地域の重要な主食穀物でした。白乾(パイカル)という蒸留酒の材料でもあります。

日本では、古くから粉にして団子を作り、食べてきました。桃太郎のキビ団子も、じつは高キビの粉を練って茹でたものです。


【たかきびの栽培方法】

たかきびはイネ科の一年草です。根を深く張り、乾燥、高温に強く、アルカリ土壌でよく生育します。水はけのよい暖かい気候を好み、日本での栽培は、札幌(北海道)あたりが北限、それより北は難しいでしょう。

背丈は、高いものでは4メートル以上にもなる品種もあります。普通でも、穂のつく位置が軽く地上2メートルを超えますので、収穫は手作業にならざるをえません。成熟すると穂が纏(まとい)のように垂れるもの(グースネック)と、直立してブラシのようにまとまったものがありますが、日本の在来種は前者が多いようです。


【たかきびに適した料理とは?】

高キビは、ひえ(稗)やあわ(粟)に比べて固いので、お湯に浸したり、一晩水につけてから炊いたり、圧力鍋を使って炊くのが、おいしく食べるのがコツです。炊いたタカキビは見た目がひき肉みたいなので、ハンバーグやミートボールなどのひき肉料理はおまかせあれ。リンゴジュースで炊いたり、こうじを加えて甘酒にすると、スイーツ素材に早変わりします。

ナッツのような食感があり、味はチョコテイストになる、不思議な雑穀です。

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たかきび料理の写真はこちら


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