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実践型インターンシップ実施企業インタビューvol.10 羽後町観光物産協会 今野隆さん

こんにちは、2020年2月28日~3月29日までNPO法人みらいの学校のインターンシップしていた岩橋瑞樹です。

今回は、2019年の夏にインターンシップを実施した、羽後町観光物産協会、事務局長の今野隆さん(以下、敬称略)へのインタビューを以下にまとめております。

「羽後町観光物産協会」は、羽後町を訪れた人々に町の魅力を知ってもらうため、玄関口である「道の駅うごのinformation」での観光案内や、西馬音内盆踊りの開催場所にある「西馬音内盆踊り会館」での来場者への案内などを日々おこなっています。それ以外にも羽後町PRのため県外の数多くの物産展に積極的に参加するのはもちろんのこと、交流人口拡大のため積極的に町外へ飛び出し羽後町のPR活動をしています。

プロジェクトでは、「観光パンフレットと会員情報をアップデートし地域の魅力をPRせよ!」という内容で実施しました。

実際に2019年夏に実施したインターンシッププロジェクトはコチラから

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岩橋「実践型インターンシップを実施した理由を教えてください。」

今野「年々、歳を重ねるに連れて考えも硬くなっている現状で、コーディネーターさんに大学生のような若い人を迎え入れることのできる実践型インターンシップを紹介していただいたのがきっかけです。この機会を活用してインターン生と一緒に取り組むことで、いろいろな考えやアイデアを出してもらいたいと考え実施を決めました。」

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岩橋「インターンシッププロジェクトの具体的な成果を教えてください。」

今野「ユネスコに西馬音内盆踊りが登録されるかもしれないというなかで、西馬音内盆踊りに限らず、羽後町全体の踊りを網羅した、いままでにはないカタチのパンフレットを作ってもらいました。観光物産協会のホームページに関しても、今までの古いものとは違いとても素晴らしいものを企画してくれました。また、インターン生の得意分野でもある、英語を活かして翻訳作業をしてもらう、若者視点でのデザインなど、それぞれの個性を生かしてパンフレットやホームページなどをつくってくれてとても感謝しています。」

岩橋「インターンシップを通して得た価値や利益について教えてください。」

今野「何よりも一番の価値は、インターン生が羽後町に興味を持ってもらいファンになってもらったということです。インターン終了後も、東京で盆踊りを披露するイベントに来てくれ、パンフレットを配布するお手伝いをしてくれました。我々だけの力ではできなかった、インターン生のアイデアでパンフレットやホームページを作ってもらって宣伝してもらったことはインターンシップでなければできなかったことだと思っています。

盆踊り以外の芸能も紹介しているパンフレットの反応はとても良いですし、インターン生のおかげで、海外への目線も持つことができました。学生がインターンシップとしていい経験をすることはとても良いことですが、我々にしてみれば、きちんと成果として後に残してもらうのは非常にありがたいことです。」

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岩橋「インターンシップ期間中などに不安などはありましたか?」

今野「予算の部分には少し不安を感じていましたが、それ以外は特にありませんでした。若い子(大学生)がくるということにも特に心配はなく、スタッフも優しく接してくれてアットホームな環境でいつも楽しく過ごすことができました。私たちのインターンシップの認識としては、中高生の職場体験のように日常業務を体験して終わりだと思っていましたが、今回はきちんとした成果がでて予想以上の成果でした。逆にインターン生に日常業務や盆踊りの準備などから社会の経験を教えることができてとても面白かったです。」

岩橋「インターンシップは企業にとってどのような価値があると思いますか?」

今野「実践型インターンシップは企業や学生にとって非常に良い取り組みであると思います。我々のような小さな規模の団体には以前からの固定観念のようなものがありますが、インターンシップによって若い考えを入れることで視野が広がりとても刺激になります。若い人は我々が思いつかないようなアイデアやノウハウがありとても価値ある存在です。インターンシップで一定期間、地域に滞在し町に興味を持ってもらう、来た人の熱意があればきっかけは問いませんが、このような取り組みをすることで最後に地域は良くなると考えています。ぜひ地域の多くの企業にこのような取り組みを取り入れて欲しいと思います。」

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岩橋「今野事務局長にとってのインターンシップとはなんですか?」

今野「インターンシップは、地域の企業に普段感じることのできない刺激を与えてくれるとても良い機会です。私自身、今回インターン生と接して新たな価値観に気づくことができましたし、これからの私たちの活動にとても価値のある機会でした。インターンシップに取り組んでくれた大学生は常に一生懸命でとても強いエネルギーを持っています。そういった若者が地域の企業に来ていろいろな人と交流する、そして再び会いに来る、人が介在しているからこそ何度も地域に来てくれると私は感じています。さらに、毎年違う若者が来てくれるということにも意味があると思います。若者が来て町のファンになる、関係人口として何度も秋田県に来てもらう。そういったつながりを通して、町が若者にとっての第三のふるさとのような存在になれればとてもうれしいです。」

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今野さん、お忙しい中インタビューにお答えいただきありがとうございました!

羽後町の観光や芸能について詳しく知りたい!という方は、コチラからご覧いただけます!

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