元事務職がVBA/RPAエンジニアになってみて気づいたこと。
こんにちは、竹内愛美です。
今回は、エンジニアになってよかったと思う2つの経験をご紹介します。
ある日、仕事中、当時勤めていたベンチャー企業の社長から相談を受けます。
「これ修正するのに納期1週間で⚫万円って見積もり来てるんだけど、キミのスキルだと出来るんじゃないか?」
正直、何言ってるんだと思いました。そのときは、Excelマクロの使い方すら知らず、一応VBAの本は持っていたものの全く理解出来ずに積ん読してあった状態でした。
お金に厳しい社長とはいえ、未経験の私にやらせるかと!でもやるしかない!
とりあえずググってVisual Basicなんとやらを開く。
dimってなに?なんか変な文字が勝手に定義されてる!(後に「変数」とわかる)
なんか分からない文字ばかり、もはやパニック…。
と思ったのですが、変更したいデータ(固有名詞)がたまたま書いてあったので、真似してそこを直してみたのです。
VBAの再生方法もググってスタート!
はっ!動いた…。
会社のコストを数万円浮かせることに、たった半日で成功した瞬間でした。
この感動こそが、私がプログラミングにハマったきっかけです。
別の例を紹介します。
RPAエンジニアとして初めてお客様のもとに出向いて開発したものを納品したときのこと。
それまで管理職1人の仕事を3日間止めて作業していた業務を、スタートボタンを押してからたった45分で完成させることに成功しました。
そのときのお客様の驚いた顔、「すごい!」「これで仕事が楽になる!」という声。今でも忘れられません。
事務系の仕事を自動化することって、当たり前だけど事務の仕事を楽にできるので、ダイレクトに喜んでもらえるんですよね。
プログラミング経験が少なかったからこそ難しいことができないからシンプルでサクサクと動く。それも私が作ったロボット(RPAの世界では、自動化するために使うプログラムのことをこう呼びます)の強みでした。
それから、エンジニア経験が豊富な方が作ったロボットが動かなくなったと依頼を受けて改修をしたことも何度かあります。
これらのロボットには1つ共通点があるのです。
それは、完成度が高すぎること。
プログラムを作るとき、バグがあるのは当然困ることなのですが、それを避けるために作り込みすぎて1つの分岐が50数通りになっていたり、いらない機能が追加されていたりといった例が少なくありません。
こういったものは結構、ばっさりと切り捨てて軽量化しました。(笑)
正直のところ、エンジニアとしてはひよっこで、言語の使い方を明確に記憶して、分類して利用できているわけではありません。でも逆引き等で調べればある程度やりたいことができるようにはなりました。ですが、事務職の方がシンプルな方法で、簡単に、自分で、仕事を効率化できるんだ。
そう思えるきっかけとなるお仕事ができたら幸いです。
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