農作物の害虫対策にニームオイル!
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。植物の栽培をしていて「できれば化学合成された薬剤を使わないで栽培したい」と思っている方も多いと思います。そこで今日、紹介するのは「ニームオイル」。ちょっと匂いはきついですけどその分だけ効果がありそうですよ。実際に使ってみた感じとしては、殺虫剤などではないので虫をやっつける効果はありませんが、害虫が寄り付かなくなる、もしくは増殖を抑える効果は一定レベルであるように思います。
ニームオイルとは、主にインドなどで古くから自生している樹木であるニームの実の核を圧搾機で絞って抽出したオイル上の液体のことです。
ニームオイル各社から製品が出されており、は各メーカーによって希釈する倍率が異なるようですが、おおよその希釈の倍率は500倍前後。スプレーボトルに水を入れ希釈して、作物に直接吹きかけます。
葉の裏にハダニが発生してないか、新芽の先にアブラムシはいないかよく確認しながら、スプレーしていきましょう。
水で希釈すると黄緑がかった白色になります。
害虫に対しての効果
つまり、害虫を遠ざけるのと、害虫がニームオイルの付着した葉を食べると、食欲がなくなり、その結果成長がとまり、餓死するなどの効果があります。
私が使ってみた感じではけっこう効果があると思います。しかし殺虫剤などではないので虫をやっつける効果はありません。あくまで予防であったり、抑制的なものとして使ってください。
難点としてはたくさん散布すると散布後は匂いがきついです。また、オイルなので、たくさん散布するとどうしても髪の毛や手・顔などがベタベタします。
あくまで効果は限定的なので大規模農園をしている方には不向きかもしれません。小規模農園や家庭菜園などをされている方で、化学合成薬剤を使いたくない方にはいいと思います。
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