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有機農業は広がるか!? (続き)
こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。
以前「有機農業は広がるか!? (みどりの食料システム戦略)」の記事を書きましたが、今回はこの記事の続版を書いてみたいと思います。
前回の記事では有機農業が広がっていくためには、有機農業の栽培技術については進み始めているものの、有機栽培は手間がかかるのでその手間の分を価格転嫁できるような販売上の仕組みが整っていない旨のお話をしました。詳しくは記事を読んでみてください。
そこで販売側としての有機野菜のマーケット状況ですが、まだまだ全然足りませんが、徐々に各青果小売業者も有機野菜を取り扱う動き出てきています。
スーパーマーケットは消費者のSDGsの意識の高まりから、有機野菜を取り扱うことで企業イメージが高まること や 有機野菜での高付加価値戦略 を狙いとしているといわれています。
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有機農業が広がるためにはこういった小売業の動きがキーになります。このようなトレンドをしっかりと育てていかなければなりません。
現状は小売業側からすると有機農産物の安定調達が課題で、安定出荷してくれる有機農家の確保に苦戦をしている状況です。
一方、農家側からすると有機農業を適正な価格で取り扱ってくれる小売業が増えることが重要です。
このあたりの需要と供給をマッチングする仕組みも大事ですね。
とにかく、「有機野菜を食べたいという需要喚起」と「適正な価格での取り扱ってくれる小売業の増加」と「安定供給できる技術のある有機農家の増加」の3本柱が揃うことが重要です。
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