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農業経営のベースは農業技術!

農業経営でもっとも重要なのはやはりしっかりとした農業技術を身に着けているか、、、ということだと思います。 農業に企画力や販売商品の開発、マーケティングなどのプロモーションなど経営感覚はもちろん必要ですが、いくら販売や商品開発をしても技術が未熟で農産物が良くなければ経営は成り立ちません。

わたしも以前、企業として農業参入したときには、まだ確固とした農業技術が確立していないにもかかわらず、プロモーションや販売に非常に力を入れた結果、作物の品質の維持ができず、仲卸業者や小売のバイヤーにご迷惑をかけてしまったことがあります。トマトの施設栽培の場合、秋、冬のころに非常に高糖度で味の深みのあるトマトができたので販売に力を入れたのですが、春の後半から夏ごろには味が維持できず、酸っぱいだけのトマトになってしまいました。。。。
欲を出してしまったんですよね。。。

まずは農業技術ありき!ある程度技術が確立したら販売力にも力を注ぐ。
この順番が大事だと思います。

農業を立派に行っている農家はやはり素晴らしい技術を持ってそれを磨いています。 その技術をしっかり活かし 採算価格で販売ができれば農業経営は成り立ちます。

ただし技術の追求ってキリがないのも事実です。よく非常に栽培にこだわって ”あくなき農業技術の追求” をされている農家の方もいますが、実はお客様はそこまでのモノは求めていない、、というケースもあります。こうなってしまうと農業者の自己満足にほかなりません。

自分の農業の目標をしっかりと定め、その目標に見合った農業技術を確立し目標水準の安定品質、安定収量が確立できたならば、経営的観点から販売などの次のステップを考えることが大事です。

 農業経営はあくまでも現場の農業技術がベースとなります。

【問い合わせ】
TEL     080-3396-5399
MAIL  t.ogawa19720117@gmail.com

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