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トマトが軟化玉に!? (農業)

こんにちは。農業経営サポーターの小川隆宏です。7月に入りぼちぼちセミも鳴き始めました。まだ梅雨明けではありませんが暑い日が続きますね。特にハウス内は高温になります。

高温で昼間に乾燥するこの時期にはトマトの軟化玉が発生しやすくなりますので要注意です。軟化玉とは収穫前でまだまだ完熟には達していないのも関わらず、トマトの玉がブヨブヨと柔らかい状態になることです。

軟化したトマト

完熟ではないし、傷もついていないにも関わらず、皮が薄く中が水のようにブヨブヨしており、水風船のような感じがする状態です。
正常な硬さの実と比べると、果肉が薄く組織が崩れやすいのが、軟化玉の特徴です。

軟化玉は傷んでいるわけではないので、もちろん食べることは可能です。ただ、食感に違和感があったり、いまいち味がのっていないことがよくあります。

軟化玉の原因が高温乾燥であることから、軟化玉を予防するためには、
この高温・乾燥を防ぐことがポイントとなります。

夏の暑さはどうにもなりませんが、風通しの良い場所で栽培したり、
ハウスなら換気をして、また、午後からの日差しを和らげるため、寒冷紗や遮光ネットなどを使って、日陰を作るのも良いでしょう。

ただし、遮光をする場合は、原則的にはトマトは光を好む植物ですので、暑すぎる時間帯のみにするようにしてください。

乾燥については、こまめな水やりをしましょう。少量多潅水を基本に出荷理と植物が水を吸い上げられるようにしてあげてください。

せっかく赤く実ったトマトがブヨブヨで美味しくなかったら悔しいですよね。高温対策、乾燥対策をしっかりとやっていきましょう。


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