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ピンクのリップを手放して、新しい私を迎えに行こう

似合わないんじゃない、ピンクのリップが似合わなくなってきた。

もう少し詳細に書くとこうだ。30代後半、理論上はパーソナルカラーイエベ春でコーラルピンクが似合うはずなのに、最近なんだか似合わない気がする。

パーソナルスタイリストという仕事柄、コスメは山ほど持っている。ただ最近はピンクのリップを手に取ることはめっきりなくなった。代わりに濃いめのオレンジや、暗すぎなければブラウンもよく使う。

1.2年前までは白いワンピースに淡いコーラルピンクのリップ、というような柔らかい色の組み合わせが好きだった。でも、今は猛烈にしっくりこない。

色々考えてみたが「ピンクを含め淡い色のリップは顔をぼんやりさせる」からしっくりこないのでは?という結論に至った。

こういうことです↓

1.2ともにリップメイク以外は全く同じ条件です。ただリップの色を濃くしただけで、顔の線全体がくっきりとした印象になりませんか?

若いうちなら「ふんわり優しい雰囲気でかわいい!」で済んだかもしれない。また若くなくてもお金で解決できる術はあるだろう。

ただ、こちとら1歳児の育児と家事と仕事に毎日追われる身である。産後の寝不足と加齢で顔はむくみ、フェイスラインもリップラインもすべてがたるんでぼんやりとしている。そこに淡い色を合わせたら、さらに締まりがなくなってしまう。

頭でぼんやり考えていたことを、いざ図に起こして客観的に見てしまうとズシンと心に重くのしかかってくる。そうか、私も歳をとったのか。

保育園でよその子と話すときに「おばちゃんはね〜」と言う程度には自分の老化を受け入れられている気になっていた。でも、どうやらそれは処世術であって本心ではなかったらしい。

年齢とどう折り合いをつけていくか。メイクもファッションも、心の持ち方も。これがどうやら私の直近の課題らしい。

ならば、ピンクのリップがどうしたら似合うかを考えるよりも、今の自分に似合う新しいリップを探しに行くのがいいんじゃないだろうか。

例えば、顔がパッと明るくなる赤いリップ。赤と言ってもローズ系からブラウン系までたくさんの色がある。”今の私”に似合うコスメを探せばいい。

30代後半というのは”若い女”という懐に忍ばせたとっておきの切り札が使えなくなり、本当の意味での勝負が始まるタイミングなのかもしれない。ピンクのリップが似合わなく感じたのは、そろそろ気づけという肉体からのお告げだったのかもしれない。

さて、次回は赤いリップを探す旅をリポートできたらいいな!老けた老けたと嘆くより、新しい自分をお迎えする準備と考えていこう。

それでは、また!



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