クラウスママ

8月6日は広島に原爆が落とされた日だが、自分にとってはKlaus Nomiの命日でもある。1983年、39歳で亡くなった彼は〈世界で最初にエイズで亡くなった著名人〉として有名だったはずだがわりとすぐに忘れられてしまい(とくに日本ではほぼ無名だったし)その存在が見直されたのは2000年初頭である。自分とても、デヴィット・ボウイのバックコーラスとかやってた変わった姿の人、くらいの認識でとくに注目はしとらんかった。それが18年位前だったか町田康氏のエッセイだかに名前が出てたのをきっかけに調査してみたらこれがなかなかどうして粋人ぽいのだ。メジャーデビューしたときすでにエイズで余命わずかだったというから、さぞかし無念だったかもしれんし、当時のエイズは原因不明の不治の病だったから母親もどんなにか心配だったにちがいない……とはいえその頃母親が存命だったかとか、容姿がどんなだったとか知ってるわけでもなく(今も少ないけど20年くらい前はネットにもほとんど情報が無かった)想像でそう思っただけなんだけど。それでもとにかく、ひとり息子の身を案じる母を描いたのがこれである。本人の画像資料が無いので息子のビジュアルから逆算してデザインした。
https://www.youtube.com/watch?v=3hGpjsgquqw
たぶんぜんぜん似てないんだろうが、そういうことはあまり気にならないほうなんで。

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