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僕にとってフォルケホイスコーレとはなんだったのか?

突然ですが、みなさんはフォルケホイスコーレという言葉を聞いたことがありますか?

簡単に言うと、デンマークの大人の学び舎、人生の学校です

フォルケホイスコーレの特徴は、試験や成績が一切ないこと、民主主義的思考を育てる場であること、知の欲求を満たす場であること。加えて、全寮制となっており、先生も含めた全員が共に生活することなども代表的なフォルケホイスコーレの文化とのこと。

僕のリクルート後輩のやさいちゃん(安井早紀さん)と友人のかおるさんがデンマークに旅行したことをきっかけに、「日本にもこんな学校があったらいいよね!」って言って、コンパスという会社を作り、北海道の東川町というところで、日本版のフォルケホイスコーレを実践しています。

ちなみに、東川町はここら辺です(旭川空港の近くです)

東川町

先月、やさいちゃんとフォルケホイスコーレについて、お話しすることがあり、ひょんなことから、「じゃ、行ってみるか」ということで、急遽12月に開催予定だったワーケーションプログラムに飛び入り参加させてもらうことになりました。

コンパスのワーケーションプログラム

僕が参加したのは8日間のワーケーションプログラム。本家デンマークからしたら「働きながらなんて、フォルケホイスコーレじゃない!」なんて言われるかもって言ってたけど、コンパスが日本にフィットした形で試行錯誤しながら作ったプログラムで、僕からすると8日間全く仕事できないのは、負荷が高かったので、北海道でワーケーションしながらプログラムを体験できるのはちょうどよかった。

オンラインで仕事が出来る人なら、こっそり来てもバレないと思うw

↓ちなみに、こちらは次回2月のワーケーションプログラム。プログラム内容はこんな感じで、平日日中は「自由行動」なので、選択授業を受けてもいいし、ガッツリ仕事しても、旭山動物園に行ってきても大丈夫!

僕にとってフォルケホイスコーレとはなんだったのか?

僕にとって、この8日間は不思議な体験だった。

①共同生活がフォルケ!

参加者は大学生から、僕みたいなおっさん(40代)まで幅広く、九州からも来ている人がいて、エリアも職業も参加者は多種多様。たまたま集まってきた人たちと、8日同じ宿舎で共同生活をする(部屋は違うけど)。

まずはこの共同生活がフォルケだと思う。8日間も一緒にいると、気づくと家族みたいになってくるのが面白いし、日中はそれぞれがバラバラに行動していても、朝と夜のご飯や共有会で話していたり、気づいたら夜に一緒に飲み始めていたりする。多様な人たちと、利害関係もなく、ゆるく自分のペースで自然発生的に対話をしていく。

この空間がめちゃ温かい。いわゆる心理的安全性の高い、それぞれが違って、それぞれが自分らしくいていい雰囲気が素晴らしかった。

この対話を通じて、自分のことを話したり、自分とは違う他者の話を聞くことで、「自分とは何者か?」がなんとなく気づけた気がする。

②ワークショップがフォルケ!!

気づけば8日間でいろいろなワークショップを体験した。

調味料で自己紹介(外は雪❄️)
アートで8日間のコンセプト作り
人生を糸掛けで振り返る🧵🪡
ミニ大仏をデザインする

などなど、割とアート系というか、感性で感じるままに表現するというものが多くて、いつもビジネス、ロジックの世界で生きている自分としては、めちゃ刺激になったし、純粋にアートって面白いな、意外に身近だなって感じた。

表現することは自分を内省することでもあるし、頭ではなく、心で感じることを形にするって大事だなってホントに思った

③自然がフォルケ!!!

雪っ☃️
雪っ❄️
夜の森探索

こういう自然に囲まれていると、大体のことはちっぽけに思えてくる笑

特に夜の森(と言っても雪山🏔)を散策しながら、森と宇宙が繋がっていることが、ストンと自分の中で落ちてきて、閃きが半端なかった。これについては、別途「森の経営、宇宙の経営(仮)」みたいなnoteでも書こうと思う。

④余白がフォルケ!!!!

家族には「仕事」と言い、職場には「休み」と言い、東川町にやってきたけど、遊びでもない、決められた予定の仕事が無い、絶妙な「余白」をもらった感じ。

そんなわけで、この8日間はテーマをいくつも決めて、自分のこと、ミライフのことを探求していったんだけど、アイデアが湯水の如くたくさん湧いてきたし、それを言語化、整理することまで出来たので、もう動きたくてウズウズしてる笑

僕にとって余白とは

非連続な変化を起こすスイッチ


日々の連続性の中で仕事を忙しくしていると、「このままでいいのかな?」とかと思っていても、流れが強くて、なかなか新しいチャレンジ出来ない。

でも、ちょっと余白を作って、日々の流れから飛び出てみると、やりたいこと、やめたいことなど、自分の気持ちにも素直に気付けるし、そこからどうすればいいのかも模索出来る。

そして、数ヶ月後、数年後に「今があるのは、あの時の余白で考えて、決意したことがキッカケだったな」とか思ってると思う。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

北海道まで行かなくても余白は作れるかもしれないし、共同生活しなくても多様性に気づくことは出来るかもしれないし、アートのワークショップやらなくても、自然に囲まれなくても、自分の感性に気付けるかもしれない。

でも、、、

たった8日間、時間を作る(しかも日中はワーケーション出来る)だけで、これ全部載せで味わえるのは贅沢だし、これで人生変わるとしたらホントプライスレスな体験になると思う。

自分もまた東川町に行きたいなと、早速思ってます笑

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