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もう今までのキャリアカウンセリングでは通用しない時代なのではないか?

先日、私がオーナーとして主宰しているミライフキャリアクリニックで、思うことがあったので自分の頭の整理をしてみたいと思う。

ミライフキャリアクリニックではロールモデルインタビューというプログラムがあり、自分の理想未来を描き、その理想に近い方、実現されている方を紹介し、実際にインタビューをさせて頂きます。お話を聞くことで、そこの向かう道筋をより具体的にイメージし、覚悟を決め、一歩を踏み出す。そのきっかけを作るプログラムで、今までも効果抜群、このロールモデルインタビューだけでも、ミライフキャリアクリニック来てよかった!元取れたなんて言ってくれる人もいます。

理想未来が多種多様になったきた!

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そのプログラムの一環で、自分の描いた理想未来を共有したうえで、どんなひとに会いたいかというのを、キャリアクリニックの仲間、メンターにシェアする時間があるのですが、そこで挙がってくる理想未来は、旧来型の今の会社で長く働き、今の会社で偉くなるというものではなく、転職をしてやりたい仕事に就くみたいな単なる転職という話でもなく、移住しての完全在宅勤務、副業、起業、独立(フリーランス)など、なんでもありということ。

また、会社選びについても、明らかに傾向として「社会貢献性」的なキーワードが多くなっている。自分の仕事の意味、意義を感じたい。お金儲けが悪いわけではないけど、大事な時間を掛けて仕事するのであれば、誰かの役に立ちたい。そんな声が圧倒的に多い。今までの大手、安定、成長企業に入って満足みたいな一律的な考え方ではなくなってきている。

そこに、ライフの部分が加わってきて、国内、海外に移住したいとか、新しいパートナーシップのあり方考えたいとか、子育てやら子供の教育とか、趣味をもっとやりたいとか、それぞれの想い、考え方がある。


これに対応できるキャリアカウンセラーっているの?

ミライフキャリアクリニックでは、もちろんこの理想未来をブラッシュアップしながら、新しいチャレンジのきっかけになるような出会いを作っていくし、僕自身、日常のキャリア面談でも、こんなモヤモヤした状態の話をお聞きしながら、やりたいこと、ありたい姿の整理や、それに対してどんな選択肢があって、そのためにはどんな力をつけなくてはいけないか、みたいなことをアドバイスしている。

だけど、ふと思ったのは、これって今までのキャリアカウンセラーやアドバイザーって人で対応できるレベルじゃないよなと。

人材エージェントの面談って、キャリア支援というより、転職支援なので、企業・求人紹介は得意なんだけど、その前段階のキャリアカウンセリングやキャリアコーチングみたいなことは弱い。目先の転職先としての選択肢は提示できるけど、理想未来を引き出して、そこに向かうための道筋(もちろん転職以外も含まれる)を提示できる人があまり多くない。そもそも、キャリアアドバイザーというその人自身が、自分のキャリアに迷っていたりするのが日常だったりする。

ちなみに、これはその会社や人が悪いのではなくて、そもそも難易度が高すぎると思うので、求めてはいけない(笑)

別のパターンのキャリア面談は、社内での上司や人事との面談がある。これはこれで、「社内での」キャリアを想定しているものが多いので、視野が狭い。社内も社外も、ワークもライフも視野に入れてOKのキャリア面談でないと、どうしても評価や異動などを気にして、本音が言えない。。。


受容と共感では解決できない

僕がGCDFのキャリアカウンセリング資格を取ったのが2008年で12年前。今では国家資格のキャリアコンサルタントの資格もある。

そこで、ロープレ(ヘルピング)をしながら、口酸っぱく言われたのが、『受容と共感』。いろいろな理論は忘れたこともあるけど、これだけはずっと覚えているし、キャリア面談の中でも、人事として、上司としての1on1でも大事にしてきた。

ただ、冒頭書いたような働き方、生き方が地殻変動のように大きく変化しているこの時代では、本人に答えがない、または分からないというのが正直なところだと思う。答えがない、分からないのだから、「どうなりたい?」って聞かれても想像しようがない。

受容と共感だけだと、そこでずっと停滞してしまって、ずっとモヤモヤしている状態が続いてしまうと感じている。解決しない。。。


キャリアにも非連続なイノベーションが必要だと思う

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ミライフではずっと言っていることなので、ポジショントークって思われたら嫌なんだけど、シンプルにこういう時代が来たってことだと思う(笑)

今までは自分の見える範囲の想定未来でキャリアを考えればよかった。例えば、今の会社で部長になるでも役員になるでもいいし、海外事業・新規事業を任せてもらうでもいいし、WLBをキープしたいでもいいんだけど、前例があるというか、選択肢がなんとなく見えている中で選ぶことができた。

でも、10年後なんて全然分からない。今の会社無くなるかもしれないし、新しい産業、企業、ビジネス、仕事が間違いなく生まれている中で、そっちの方が楽しいかもしれない。

その時に、何を拠り所に新しいチャレンジ、非連続なチャレンジをしていくかというと、やっぱり自分の理想未来(やりたいことやありたい姿、大事にしたい価値観など)だと思う。理想=完璧って思う人がいるかもしれないけど、ここでは理想=幸せのほうがイメージに近い。

自分が幸せに働く、生きるために、どんな非連続なチャレンジをしていくか

もう、ここまでくると、キャリアカウンセリングも、コーチングも、ビジネスコンサルティングも全部合わせた漢方薬じゃないと太刀打ちできない時代なんじゃないかと思うw

めっちゃ難しいけど、そんな価値が提供できる場所を引き続き作っていきたい

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