今を生きる。未来の不安はこれで解消。

新NISAがスタートし、日本人も資産形成というものを本気で考え始めています。

決して、悪いことではないと思います。

しかし、一方で「不安」が煽られているとも言えます。老後のためにお金をためていかなければいけない。確かに間違ってはいません。

人はなぜ、お金を貯めるのでしょうか？それは、未来に対する不安ですよね。

では、お金を貯めていれば、未来への不安は解消されるのでしょうか？

また、いくら貯めれば、不安がなくなるのでしょうか？

老後の資金はいくらあれば、大丈夫といえるのでしょうか？2000万円？それとも3000万円？

お金を貯めるということは、確かに未来に対する備えですし、大切なことだと思います。しかし、貯めたから「安心か」というと、そういうわけではなさそうです。

なぜなら、いくらなら安心という基準がないからです。

安心も不安も、そんな事実は存在しなくて、「心の状態」です。

人は未来のことを考えることができるから進化し、文明を発達させることができました。逆に副作用として、未来を案ずるという存在になってしまいました。

しかし、未来を生きることはできない。生きることができるのは「今」しかない。

実は未来に対する備えの一番は、未来を案ずることではなく、未来は明るいと信じて、「今」を生きることではないでしょうか。

今の政治の問題も、選挙で落選したくないという「未来を案ずること」が、裏金に走らせたのではないでしょうか。しかし、選挙で受かりたかったら、「今」を全力で生きるしかない。「今」全力で国民のための政治をやるしかない。そして、その姿勢が一番の未来への備えであり、裏金で貯めたお金、裏金で買った人からの関心ではないはずです。国民のために一生懸命でなかった政治家が今、淘汰されようとしています。

どんな時でも、何歳でも、「今」が一番若く、生きることができるのは「今」しかない。

そして、心配しなくても、「今」を精一杯生きることで、未来は明るくなる。それ以外に方法はないように思います。

しかし、未来を案ずるがあまり、「今」を自分のためにお金を貯める時間に使っている人があまりにも多い気がします。もちろん、私も気を付けなければならないと思っていますが、実は「自分のため」にお金を貯めようとすると、一番逃げていくのがお金だったり、人だったり・・・。

実は一番大切な未来への備えは、「今、誰かのために一生懸命になる」ことで、それがありがとうを集め、そして、未来への備えとなっていくのではないでしょうか。

今、誰かのために一生懸命で、それが「楽しい」人には、きっといろいろなものが集まってくるに違いありません。

今、誰かのために一生懸命が、実は一番自分のため、それを理解して行動している人が最強なのだなと強く思います。