マガジンのカバー画像

日本経済

74
日本の経済、日銀の金融政策などについて書いています。
運営しているクリエイター

#国債

成り行き任せに見える日銀に未来はあるのか?

日銀は3月18日からの金融政策決定会合においてマイナス金利解除、イールドカーブコントロール…

円安と国家財政

マクロ経済の原理では、「民間部門の貯蓄超過=政府の財政赤字+経常収支の黒字」です。これを…

金利から考える、今からが本当は怖い金融市場

【金利と経済の基本】 長期金利は、①株価、②通貨のレート、③国債と債券の価格、④景気(経…

日銀の実質債務超過は円安の要因の一つになっているのか?

日銀は国債発行残の約50%を保有しています。(金額では約594兆円:日銀毎旬報告令和5年10月31…

日銀の金融政策正常化「格付けにマイナスも」 S&P担当~MMTと日本国債の格付け~【日…

1.日銀の金融政策正常化「格付けにマイナスも」 S&P担当日本国債の格付けに対する議論が出て…

「赤字国債、万死に値す」 大平正芳氏が抱いた罪悪感~金利上昇がもたらす世界~【日…

1.「赤字国債、万死に値す」 日本だけではなく、世界の債務は大きく拡大しています。債務は…

日銀の国債保有、初の5割超え 資金循環統計9月末~金利上昇は必至~【日経新聞をより深く】

1.日銀の国債保有、初の5割超え 日銀の国債保有比率が時価ベースで50%を超えました。日銀が国債購入を続けるのは「イールドカーブコントロール」の為です。 日銀が国債を買い続けるため、長期金利は0.25%近辺で安定して推移しているわけですが、一方で日銀の金融政策の修正観測を背景に海外勢による国債の売り圧力は高まっています。日銀は4月以降、金利上昇圧力に対抗するため国債を0.25%で無制限に買い入れる「指し値オペ(公開市場操作)」を毎日実施しています。そして、とうとう12月1