戦後の金融体制を知る④2000年~2019年まで
【低下した世帯貯蓄率と2011年から赤字になった貿易】
2000年代の日本の経済は、成長していた80年代後期とは様変わりしました。
通貨レートに関連する変化は、2000年代から始まった日本の高齢化で、1980年代は世界一高かった貯蓄率が、もともと低かった米国と同等になってきました。さらに円安になっても輸出は増えなくなっていきました。
罪深いのは、2000年代の円安が日本人の所得を減らしたことです。
貿易の黒字が増えず、2011年から赤字になった原因は、円高ではなく、世