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大学附属校、人気急上昇

私立の中学・高校には進学校と附属校という分類があります。早稲田、慶應、青山学院、法政、中央などの有名大学は皆、附属・系属の高校を持っており、各附属・系属校の卒業生の大半が系列の大学に入学します。もちろんエスカレータ式ですから、入試を受ける必要はありません。

ここ数年、附属校が人気です。例えば、明治大学付属中野八王子中学校の2018年度入試の競争率は前年度2.3倍から4.3倍へと急上昇しました。同中学校はその名の通り、明治大学の付属校で、卒業生の大半は、同高等学校に進み、その後、明治大学へと進学します。

附属校人気の背景には、大学入試改革があります。2021年に実施される入試からセンター試験が廃止され、大学入学共通テストという新たな試験が始まるのです。新テストでは、数学と国語において記述式問題が出題されることが決まっています。さらに様変わりするのが英語の試験で、今後の入試では4技能(Reading/Writing/listening/Speaking)が評価されます。

万が一、2020年の入試で不本意な結果となり、浪人を決めたとすると、翌年にはまったく傾向の異なる試験を受けなければならないわけです。受験生やその保護者が、不透明な大学入試を回避したいという気持ちになるのもうなずけます。

>>>学習教室ミライエ
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