できる自分を手放したらちょっと楽になったかも
できる自分、というか、できる自分でありたい気持ちを手放したらちょっと楽になったかもしれません。
昔から勉強は割と好きでそこそこできたし、大人の言うことをよく聞くので優等生扱いされることも多かったです。
比較的控えめな性格、大人しそうな容姿のせいもあり、「真面目な子」に見られがちでした。
確かに、真面目は真面目だと思います。
一人でコツコツ努力するのは得意分野です。
小学校中学年くらいまでは、単に真面目だっただけなんだと思います。
でも、周りの人から「真面目な子」「優秀な子」と言われることで、「私って真面目なんだ、優秀なんだ」と思うようになりました。
そうなると、「真面目な私」「優秀な私」をキープしないといけない気がして、途中からはそういう姿を演じてる部分もあったように思います。
「頑張らない私」とか「できない私」を見せてはダメだと。
そうしているうちに、知らないことを知らないと言いにくくなったり、私にはできないと言えずになんでも「やってみます、頑張ります」って言うようになったり、、、
大学生活や社会人生活の中でそれが段々苦しくなっていきました。
卒論を書いていても分からないことを分からないと言って助けを求めることができない。
仕事で昇格試験を勧められて、本当は余裕もないし受けたくないのに、「受けてみます」。
それはしんどいはずだわ。
発達障害グレーゾーンとお医者さんに言われたことをふと思い出し、昨日はそのことについて調べました。
調べて考えてみて、私は自分が苦手なことが多いのを努力を重ねて何とか隠そうと頑張っていたおかげで、ぎりぎり「できる子」を演じられてただけなんだ。
別にできる子じゃないんだ。できる子じゃなくていいんだ。と思いました。
すると、肩の力が抜けました。
私は別にできなくてもいい。真面目かと思いきや抜けてるとこがあってもいい。変なミスもするけど、それでもいい。完璧を目指さなくてもいい。
そんな風に思えました。
もちろん、努力は必要です。
でも、疲弊してしまうほど頑張らなくてもいい気がしてきました。
自分の得意分野を伸ばしていけば、私でも何かの役に立てるかもしれません。
できる自分を演じるのはちょっとずつ辞めていきたいと思います。