なんとなくは,なんとなくの現実をつくる
◆なぜ私たちはなんとなくで買ってしまうのか
あなたの身の回りを見渡して、
購入の理由が説明できない、なんとなく手に入れてしまったものはありませんか?
それはどんなものでしょうか?
私たちは、なんとなくで購入してしまっているものが割と多くあるものです。
子供の頃、100円のものを買うのがとても慎重だったはずなのに
大人になると、100円のものを買うハードルはものすごく低く、
またいつでも手に入るので、大切にしているか?というとそうでもないような現実さえ生まれています。
どうして、私たちは「なんとなく」買ってしまうのでしょうか?
ショッピングは、ストレス発散のための快楽物質ドーパミンを脳に簡単に与える行動の1つです。
もしかしたら、このなんとなく買ってしまう行動は、あなたの中の何かストレスを発散するために、割と無意識に取っている行動なのかもしれません。
◆高額であればあるほど、セールスのプロがついている
時として、買うことがもっとストレスの原因になる場面があります。それは高額の商品を買おうとしている時です。
いつもは数百円~数千円程度の商品をなんとなく購入できるのに、数十万円~数百万円のものになると、なんとなくではちょっと購入できませんね。
脳がバグって、判断基準を探している状態が想像できます。
でも、そこには、あなた以外の誰かが必ず登場します。
「営業マン」つまり、セールスのプロです。
あなたがなんとなくで買えない範囲の商品には必ず営業マンがついています。
この営業マンは、あなたの脳内のストレスになっている事柄をあなたの代わりに整理して、不安を取り除いたり購入のメリットを結び付けたりしてくれます。
あなたの脳がおかしくなっているのを助けてくれる、とてもいい人に思えるかもしれません。
いえ、いい人ではあります。
でも、本来その作業の第一段階は、あなた自身が行わなければならないのではないでしょうか?
◆丸投げ=なんとなく と同じ
セールスのプロである営業マンは、あなたの購入を阻むいろいろな問題を解決するステップを随所に提示してきます。
例えば、車を買おうかなと思っている場合を例に取ると、支払いをどのように分割させるか?や、
住んでいる地域によって車の色、家族の人数によっての車種など。
問題を解決できるすべての提案を以て、あなたが購入するハードルを下げてくれます。
ここまで見えれば安心だと、あなたは購入するかもしれません。
でも待ってください。
ここに一番大切な要素である「内観」が抜けています。
内観なしに、営業マンに問題解決策を自動で出させ、あたかも解決するかのようにして手に入れること(丸投げ)は、今まであなたがなんとなくショッピングしてきたことと何ら変わりがありません。
高額になっているだけで、なんとなく買っていることと同じです。
◆内観で目的を明確にしよう
なにかを手に入れる時、
あなたにとってなぜそれが必要と思うのか?
しっかり内観しましょう。
あなた自身の購入の理由も「なんとなく」ではなく、
あなたの本音に沿った明確なものであればあるほど、
脳がドーパミンを簡単に手に入れようとするストレス発散のショッピングではなく、
心から満足を得られるものになるでしょう。
そして、その本音に沿った買い物は、
あなたがそのものと向き合う姿勢も変わり、
そのものから得られるエネルギーは、日常も変化させてしまいます。
無形のサービスなども同様で、例えばあなたが資格講座を購入した場合、あなたの本音を満たす行動であれば、真剣に取り組みますよね。
真剣に取り組んだ結果とそうでない場合の結果は、全く違っているはずです。
あなたがどんな気持ちで、どんな理由でそのものをあなたの手元に招き入れるかであなたの周波数は影響を受けるので、結果の状態も変わってしまうということです。
◆どんなに手に入れやすいものでも集中
高額なお買い物のときだけ、内観するのではなく、
たとえそれが10円であっても100円であっても、
あなたが招き入れるものとして、理由と役割を明確にしましょう。
あなたが招き入れたものがすべてエネルギーを発していて、あなたの周波数に影響します。
内観に基づいたショッピングを始めると、いかに自分自身に目を向けず、なんとなく購入していたものが多かったことに気づきます。
内観して購入するものは、本当に自分自身の本音の部分を満たしてくれるものなので大切に扱いますし、そのものからも大切にされるエネルギーを受け取ることが出来るようになります。
なんとなくの購入は、なんとなくの結果しか生みません。
ショッピングが、単なるストレス発散にならず、あなたの本音を満たすものになるよう、内観を始めてみてくださいね。
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