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いかに自分のハードルを下げて楽に生きるか?

そのハードルの高さを設定したのは誰?

◆ハードル上げっぱなしで強制終了かかる

私は、自己肯定感が低かったから、いつだって外に承認を求めて頑張ってきて、人生の前半を生きました。

頑張って出せる数字にこだわっていたり、褒められることにこだわっていたり。それが会社員時代はとても評価を押し上げ、その評価に見合ったお給料をいただけるなど、良い面ももちろんありました。

でも、いつだって困ったことと言えば、一度その評価に値する結果を出してしまうと、出し続けないといけないということでした。

自分の力120%出して得た結果があったとしたら、会社は次もその120%を超える結果を求めて来るんですね。
そこでまた、私は頑張るわけなんですけど。

そもそも、120%の時点で、オーバーワークになっていて、休息もろくに取れない状況になっていた私は、

ついに!

ある日、張りつめていた緊張の糸が、プツンと切れてしまいました。
会社に行けなくなってしまいました。
それがいわゆる、『強制終了』がかけられた瞬間だっというわけです。

◆強制終了って?

本来の魂の願望だったり、役割だったりを超越した無理がかかる行動をとり続けると、宇宙存在から強制的にストップがかかることを「強制終了」というわけなのですが。

強制終了は突然やってくるわけではなく、それよりもずっと前から、いろいろなシグナルで気づかせようとします。

体調不良や、場所の違和感、出来事がうまく回らないなどです。
そのシグナルが出ているタイミングで気づいてストップすれば大事にならずに済みますが、私のように気づかずに(気づいていても無視したり)過ごしてしまうと、強制終了がかかってしまいます。

私の場合は、ある朝、得体の知れない恐怖が襲ってきて、出社できなくなりました。その日は体調不良と言って休んだのですが、翌日は前日よりもさらに大きな恐怖が襲ってきました。
1日休んだことで、その1日分の業務の処理が増えていること、またそれを処理しきれずに終業時間を迎えて、自分を責めながらその日を終えること、そんないろいろな状況の恐怖が襲ってきて、2日目も休んでしまいました。
そこからは・・・ご想像のとおりです。

もう無理でした。私は鬱病になってしまっていました。

◆誰がハードルあげていたのか?

そんなに頑張る必要ないよ、と誰もが言うでしょう。

もちろん今の私が、当時の私に何か言葉をかけてあげるとしたら、「やらなくていいよ」っていうと思います。

でも、当の本人はやらなくていいなんていう選択肢はないし、やることが当り前。やって当然、やらないなら罰がある。くらいに思っているわけですから、救う方法はなかなかないですよね。

でも一体誰がそこまでハードルを上げていたのでしょう?会社だと思われがちですが、きっと会社ではないのです。

私本人だったと思います。

記憶にないのですが、会社はもしかしたら、出来る範囲でやってくださいと言っていたかもしれないし、誰か手伝える人を充てようとしていたかもしれません。

でもそれを私自身が拒否していたのだと思います。
だって、誰かに手伝ってもらったら、私の頑張りでなくなってしまって、私が評価されることがなくなってしまうから。私はそう思ってしまって、誰の助けも受け入れないでいました。
ということは、ハードルを上げていたのは、ほかでもない、私自身だったというわけです。
外に評価の基準を置いてきたばかりに、そして最初はうまくその評価を受けることができてしまっていたばかりに、私はハードルがどんどん高くなっていくという沼にはまってしまったのでした。

◆基準を自分に戻したら

今の私は、外に基準を置いていません。

外に基準を置いたもので、自分が輝けたことがないなと気づいたからです。自分に基準を置くということは、自分自身にスポットライトを当てる行為です。
そうすると、どうなるかというと『キラキラ輝く』のです。
その、キラキラ輝いている自分を、誰よりも自分がまず評価して、そのキラキラに同調してくれるひとだけが、私は周りにいてくれたらいいと思っています。
外に求めていた時は、だれかれ構わずそのスポットライトを当ててくださいとお願いしてまわっているようなもので、でも当てられた光は、くすんでいたり、時間制限があって一定期間過ぎたら消灯してしまったり、常に当ててくれる先を探し回る必要がありました。

自分で当てられるようになったら、もうそんな必要はなくなりました。

なにか特別なことが出来なくたって、自分が自分自身にちゃんとスポットライトを当てることができるようになれば、輝くとわかったのです。

今、あなたのライトはご自身にちゃんと当てられていますか?

◆今、どのように自分に光を当てようとしているか?知ろう

あなたの輝き方を知りましょう。

あなたがもし今、とても頑張っているとしたら?
その頑張りは必要な頑張りでしょうか?
ハードルを上げまくっているだけの頑張りなら、ちょっと立ち止まって、本当にその高さが必要なのか?自分に聞いてみましょう。

ノートとペンを用意して、
もし今この〇〇〇を今のハードルの設定のまま頑張ったらどうなるか?
そしてもう一つ、
もし今この〇〇〇を今のハードルをずっと下げて行ったらどうなるか?
この2パターンを書き出して、そこに出てくるあなたの本音をみてみましょう。

何か恐れが出てくる場合は、その恐れに対して今後どう対応するか?を決めるタイミングだと思います。
もちろん、その恐れを手放すかどうか?決めるのはあなたですけどね。

まずは、書いて、目の前に出してみるところから始めましょう。
スポットライトは自分で当てられるのです。

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