見出し画像

先生だけど 教室が苦しい

自分が小学生のころからなりたかった”先生”といういう仕事だけれど‥
いつもどこか”先生”であることに息苦しさを感じてた。

特に教室で過ごす時間が苦しい。
先生なのに、こんなこと思っちゃいけない。
そんな風に自分のことを責めたこともあったけれど、
その苦しさの後ろには、自分にとって大切なことが隠れてた。


それは、「子どもにもっと寄り添いたい」という想い。

教室では、先生として
子どもたちを引っ張っていかなきゃいけない。

顔が曇っている子がいても、どうしても前に進まなければいけない時もある。

先生の一言は子どもにとって大きくて、
そのまんま子どもたちに響く。

そんなことをわかっていながら‥
一人ひとりにかけたい言葉は違うのに、
先生として、全体に言わなきゃいけない言葉がある。

もっとこの子たちに寄り添いたい。

前からじゃなくて、隣で一緒に歩きたい
むしろ、後ろからそっと支えていたい。

そんな風に感じていたけれど、前に立たざるを得ないことが苦しかった。


私が教室で伝えたかったのは
「あなたのままで大丈夫」
そうやって伝えたかった。

勉強だって、できないことがあって大丈夫なんだよ。

運動だって、苦手なことがあっても大丈夫なんだよ。

イライラしちゃうときも、シクシクな時もあるよね。

でも 大丈夫。

どんなあなたでも大丈夫だから。

そう伝えたかった。



だから‥
子どもに成績をつけなきゃいけない時
授業をしなきゃいけない時、
トラブルの指導をしなきゃいけない時

ところどころ、苦しい時があった。

自分じゃない感じ。

本当は違うのにな‥って。

そんな、”ちょっと違う”が積み重なって
苦しくなっちゃったんだろうな。。



教室が苦しいからって先生失格ってわけじゃなくて‥
むしろ、子どもたちのことを大切に思っていたから
苦しくなったんだろうな‥

って今なら思えます。

そんなに自分のこと、責めなくてもよかったのかもね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?