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「広報」という言葉はご存じだと思いますが、その本質は何でしょうか。

経済広報センターは「生活者の“企業観”に関する調査報告書」を毎年発表しています。調査項目「企業評価の際の情報発信者の信用度」の結果は、ほぼ毎年同じです。

1位は「メディアからの発信(ニュースや記事など報道)」が80%
2位は「企業からの発信(企業ホームページ、各種刊行物、ソーシャルメディアなど)」が76%

で続きます。


■第22回 生活者の“企業観”に関する調査報告


企業自らが発信する、伝える情報を、生活者は信用するということです。
では、自ら「何を伝える」のでしょうか。

電通PRが運営する企業広報戦略研究所の調査結果が非常に興味深く、示唆に富んでいます。広報の本質を教えてくれています。1万人の生活者を対象に定期的に『魅力度ブランディング調査』を実施しています。

生活者は、企業のどのような活動や事実に魅力を感じるのかを調べています。その結果は4年連続で「ビジョンを掲げ、業界を牽引している」が1位でした。企業の魅力を「人的魅力」「財務的魅力」「商品的魅力」に分類し、各12項目で全36項目を定めています。上位5項目のうち、四つが人的魅力でした。この傾向も毎回ほとんど変わりません。


■第4回 魅力度ブランディング調査

企業の人的魅力を、生活者は評価しているということです。
普段触れる機会の少ない日々の営みには、たくさんの「舞台裏」があり、魅力の宝庫に違いありません。

もう一つの問いがあります。

自らの人的魅力を「誰に伝える」のでしょうか。


今、関係している全ての人にです。身近にいる社員・スタッフ、その家族に伝えるのです。長い付き合いとなる、顧客や取引先、パートナーにも伝えるのです。株主がいれば、もちろん株主にも伝えるし、取り引きのある金融機関の担当者にも伝えましょう。それから報道機関にもプレスリリースなどで伝えます。

未来の社員や顧客にも伝えたいので、情報はオープンにして、誰でも閲覧できるウェブサイトで、より多くの人と共有しましょう。
企業や団体など全ての組織は、自ら「舞台裏」の情報を全ての関係者に伝えることで、彼らから「選ばれ続ける」組織になれるのです。


つまり、広報の本質は「自ら伝える」ということなのです。

広報人倶楽部PRコラムより

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